はい! 奈央です。
シリーズ Go To 青空の下! 最後の回です。
太陽表面にはコロナと呼ばれる100万度以上の大気があります。
太陽の構造 太陽の基礎知識HPよりお借りしました。
このコロナの中では、気体が電子とイオンに電離したプラズマ状態になっており、太陽の重力でも、このコロナガスを繋ぎ止めることができず、イオンや電子が放出されます。
この放出された電気を帯びた粒子(プラズマ)が太陽風と呼ばれます。
ただし、地球は強い磁場をもっていて、この磁場がバリアとなって太陽風から地球を守ってくれているのです。
太陽風 Power Academy HPよりお借りしました。
プラズマは、固体・液体・気体に次ぐ物質の第4の状態です。
狭義のプラズマは、気体を構成する分子が電離し陽イオンと電子に分かれて運動している状態です。
もう一つ重要なことは、水素プラスイオン(H+)と酸素マイナスイオン(O₂−)とから、OHラジカルが発生するという点なんです。
HORIBA HPよりお借りしました。
身近なプラズマ
意外と身近なものなんですね。
でも、どうやってプラズマを作るの?
大気圧下でプラズマを発生させる方法は、電極間を短くするか印加する電力を大きくする方法があります。
ジェイ・サイエンス・ラボHPよりお借りしました。
ただし、発生したプラズマイオンは、そのままでは非常に不安定な状態にあります。
でも、空気中の水分子がイオン表面に集まる「凝集性質」によって、それぞれのイオンを水分子が取り囲み、安定したクラスターイオンとなるわけです。
シャープHPよりお借りしました。
新型コロナウィルスをどうやってやっつけるの?
プラズマクラスターイオンは、空気中に浮遊する菌やウィルスなどの表面でプラスイオン(H+)とマイナスイオン(O₂−)が結合して、OHラジカルに変化します。
非常に酸化力の強いOHラジカルは、菌やウィルスなどの表面から水素原子(H)を素早く奪い取ることで、その作用を抑制するのです。
そして、OHラジカルは水素原子(H)と結合して、速やかに無害な水(H₂O)になるのです。
プラズマクラスターイオンの作用 シャープHPよりお借りしました。
つまり、ウィルスを破壊するんじゃなくて、その機能を無くさせるのね。
このプラズマクラスターイオンが新型コロナウィルスを抑制することを下のビデオが紹介しています。
わずか30秒間で空気中の新型コロナウィルスの量が91.3%も減少することが確認されたそうです。
プラズマクラスターイオンの菌への作用 シャープHPよりお借りしました。
なんだかとっても頼もしい技術ですね。
室内空間を清浄にすることで、家庭内感染をかなり減少させることができるかもしれませんね。
これで、シリーズ Go To 青空の下へ! は、これで終わります。
それじゃ、またね。