今日は、福岡の宗像大社にやって来ました。

白に紺の縦ラインが入ったブラウスに、黒に白の縦ラインのフレアスカートにしました。

落ち着いた聖地レポーターっぽいでしょ。

 

玄界灘に向かうこの地は、昔から朝鮮半島とのつながりが深く、海の玄関口だったんですね。

この海上交通の安全や荒い玄界灘での漁の安全を願って祭られたのが、宗像三女神なんです。

彼女らはアマテラスとスサノオの誓約(うけい)によって生まれでた三人娘なんです。

タギリヒメ(またはタゴリヒメ(田心姫))、タギツヒメ(湍津姫)、イチキシマヒメ(市杵島姫)、みんな可愛いですよね。

瑠璃さん作

誰が長女で、誰が次女で、誰が三女かは、古事記や日本書紀の記述がバラバラでわからないんですけど、現在の長男相続と違って、当時は末子相続が普通だったようなので、独断と偏見で、タギリヒメが長女、タギツヒメが次女、イチキシマヒメが三女ということにしまーす。

 

三女のイチキシマヒメは、市杵島姫と書くけれど、厳島姫とも書きます。

そうなんです。宗像三女紳は、同じ世界遺産の広島の”厳島神社(安芸の宮島)”と同じ神様たちなんです。

宗像大社も厳島神社も航海の安全を願って海の守り神として三女紳をお祭りしたところなんですね。

 

さらに神仏習合の風潮の中で、市杵島姫は、弁才天(弁財天、弁天さま)と同一視されるようになりました。

神奈川県の江の島の神社に弁天様がいますよ。

 紅月さん作

 

弁天様は、音楽の神様、芸能の神様でもあるんです。

だから、今回の聖地は、漁師さんたちの聖地ばかりでなく、音楽と芸能の聖地でもあるんですよ。

宗像大社 辺津宮の境内は、とにかく広いんです。

http://www.munakata-taisha.or.jp/html/keidaimap.html

多くの神社には外界との境をしめす池や堀があります。

宗像大社にも正面に心字池がありました。

心字池にかかる太鼓橋を渡ってきました。

正面に見えるのが拝殿への門です。

先に、左手の手水舎で手を清めてまいります。

中の拝殿や本殿は、そんなに豪勢なつくりではないんですけど、神聖な空間でした。

もちろん、ビデオ撮影なんかできる雰囲気ではありませんでした。

それで、左裏手にある宝物館に行きました。

ここには、海の正倉院といわれる沖津宮からのたくさんの出土品が展示されていました。

沖津宮には船でいけるんですけど、上陸する前に、すっぽんぽんになって禊をしなければならないそうです。

うーん、わたしには無理!!

次に、本殿右手の斎館前にやってきました。ここから、福岡県最大のパワースポットといわれる高宮祭場にいくことができます。

でも、つい先日、アマテラスさんとスサノオさんに依り憑かれた感じのわたしなので、今日は高宮祭場に行くのはやめました。

(代わりに、彼に行ってもらいました。)

(彼によると、静かでよかったよ。だって。ちゃんとレポートしてよ!) 

参拝客が増えてきたわね。

今日のレポートはこれくらいで終わりにしましょ。

次はどこにしようかな。

彼が、博多に数日、仕事で滞在するから、博多周辺の聖地を探しましょ。

(またね!)