治安が良いとは言えない南米。
中でも、一際治安が悪いと評判な国がある。
それが、ベネズエラ。
隣国コロンビアとは不仲。
チャべス大統領以後、かなりの反米政策。
固定レート採用。
等々、国としても、かなり特殊であります。
そして、治安。
特に首都のカラカス。
南アフリカのヨハネスブルクなどと並び、かなり治安が悪いと評判。
実際、私が出会った日本人の旅人も２名、このカラカスで、強盗に遭遇している。
特に、１人は銃で頭をかち割られ（撃たれてません）、大怪我を負った人もいる。
なんでも、週末の３日間で、１００件もの殺人事件が起こることもあるそうで・・・・
とでもない首都だよ！
３日で１００人が、殺されるんだよ！？戦争している訳ではないのに・・・。
こえ～～～！！！
でもね・・・このベネズエラには。
どうしても、行きたい場所があるのですよ。。。。
南米に来る前に、ここだけは絶対に行くぞ！と心に決めた６カ所。
１ イグアスの滝（アルゼンチン・ブラジル）
２ パタゴニア（アルゼンチン・チリ）
３ ウユニ塩湖（ボリビア）
４ マチュピチュ（ペルー）
５ イースター島（チリ）
そして、６個目こそ、ここベネズエラにある。
エンジェルフォール（ギアナ高地）なのであります。
コロンビアまで来ているのに、行かない訳にはいかないのですよ！
カラカスには立ち寄らない！
ターミナルから宿までは、絶対タクシー！
この２点を、心に決めてボゴタを出発です。
さて、ベネズエラなのですが、もう一点、厄介な噂があるのです。
それは、警察が腐っている！
外国人旅行者を見ると、必要以上の検問、時には賄賂を要求される。
これも、実際出会った日本人の旅人が数人体験しています。
本当に、いい噂がないベネズエラ・・・。
しかし、当然、何も問題なく旅した人もいるわけでありまして・・・。
とにかく、こればかりは運に任せる他ないのです。
まず、ボゴタを１４：４５発のバスで、国境の町ククタに向かう。
この、コロンビア～ベネズエラの国境も、一応コロンビア反政府ゲリラの活動地域。
ということで、やはり検問は多い。
翌日朝８：００頃、ククタ到着。
まず、ここでやるべきことが、闇両替。
ベネズエラは、固定レートのため、肯定レートで両替すると、大損をするのです。
おそらく、肯定レートや、ベネズエラ国内のATMで引き落としなんかしたら、闇両替の３倍の物価で過ごす羽目になります。
なので、闇両替必須！
先に行っていた人の情報によると、１コロンビアペソ、２２７ベネズエラボリ。
ターミナルの両替所のレートも２２５。
う～ん、こんなものなのかな～。
と他を探すと、「カンビョ（両替）」と声をかけてくる連中。
とりあえず着いていってみる。
すると、そこでは２７０で両替出来た！
おお！かなり得したぞ。
幸先良い！
そのままタクシーで国境へ。
コロンビアサイドで出国スタンプを押してもらい、いよいよベネズエラサイドに向かう。
エクアドル～コロンビアと同様、今回も徒歩での国境越え。
この端を渡ると、ベネズエラです。
ベネズエラサイドの入口。
さて、一気に緊張。
ベネズエラサイドの町、サン・アントニオ。
ここの警察が最悪だ、という情報を得ていたからである、
国境なので、当然警察は多い。
明らかに、外国人である我々を、素通りさせてくれるかどうか・・・・。
しかし、そんな心配は無駄骨に終わる。
なんの質問もないし、荷物検査もない。
イミグレーションで、入国カードを記入すると、すんなりスタンプを押してくれる。
ここでも、荷物検査なし。
さらに、この後に向かう、サン・クリストバルへの行き方を警察に尋ねると、丁寧に教えてくれる。
めっちゃ親切じゃん！！
ちょっと拍子抜けした感はある。
ただ、まだまだ油断してはいけない。
当然、警察全員が悪いヤツのはずがない、緊張感は持続させる。
そうこうしていると、サン・クリストバス行きのバスが来たので、乗り込む。
ここから、約２時間。
検問は一回だけ、パスポート見せて、何処行くの？と聞かれたのみで済んだ。
正午、サン・クリストバル到着。
案外大きな町であった。
ターミナル周辺は露天で賑わう。
他の南米諸国とさほど変わりない雰囲気。
別格危険は感じない。
（当然、南米全般、危険ですが・・・）
シウダード・ボリーバルへのバスは１８時初。
時間があるので、近にあったWIFIの飛んでいるレストランで食事＆暇をつぶす。
バスは大きくて、綺麗。
アルゼンチンのバス並みな快適さ。
ただし、寒い！冷房効きすぎ！防寒対策必須です。
休憩所の猫。
さて、長距離バスでも、悪い警察の噂を聞いていたのですが、２２時間の大移動中、検問一回。
そして、上半身裸にさせることもなく、賄賂要求させることもない。
何のトラブルもなく、翌日の１６時、無事シウダード・ボリーバル到着。
到着した途端に、スコールの出迎えでビショビショになりしたが・・・（笑）
とりあえず、運はあるようです、我々。
コロンビアより混沌としている雰囲気。
だけど、他の南米諸国と変わり映えしない町並みです。
１つ違うのは、午後１９時には、町の店は閉まってしまう事かな。
やはり、治安が良いとは決して言えないようです。
なので、ツアー会社（ツアー客は、なんと宿泊無料！！）のお兄さんに、夜はレストランに連れて行ってもらう。
野菜が食べたい。
と言ったら、何故かトルコ料理店。
でも、久々に中東の雰囲気味わえてよかったかな。
てことで、無事にベネズエラ入国しました。
バス２泊の強行移動でクタクタでしたが、早速翌日からのツアーに参加することに。
次回から、「地球最後の秘境」ことギアナ高地です！
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