おはようございます!
一人朝礼で4時半お気がすっかり習慣になった朝礼ジャーナリストの黒河龍二でございます。
昨日は藤原電子工業さんの勉強会に参加させていただきました。
ここで驚いたこと。
それは勉強会のレベルの高さ!
そして会社として目指すもの。
「日本一の技術力」
勉強会はそのための手段として毎月行われている。
チームは全部で5つあり、私が参加させていただいたのはB班。
時間は9時から12時の3時間。
タイムスケジュールは
9時~9時30分:前回までのおさらい・注意点
9時30分~10時30分:テーマⅠ(理想の社員像に対し、日報報告が活かせているか)
10時45分~11時45分:テーマⅡ(日報からの具体的な報告事例から、検証・改善案等)
11時45分~12時:まとめ報告(各班のリーダーが報告、顧問社労士・藤原社長の締めのあいさつ)
勉強会で私が特に驚いたことの1つが、
素晴らしい社員になるための理想の社員像を半年間かけて、
約2000項目皆さんから挙げてもらい、
それを6つのランクに分けて学んでいること。
ここでポイントなのが、自分たちで考えたということ。
そして、その行動に従って下記の「今日の学び」(日報)に記載していく。
「今日の学び」(日報)は3つの要素から成り立ち、
①理想の社員像
・連帯意識はあったか?
・上司の命令、指示を正しく理解できたか?
・相手の立場で考えることができたか?
・責任感を持ち、指示された事はやり遂げたか?
・一日を振り返り良かった点、悪かった点を生かせたか?
・常に仕事に関心、疑問を持ち取り組んでいるか?
・自己啓発に努め、会社に必要とされる社員になる努力をしたか?
・メモを取り、またメモで連絡、指示しているか?
・報告書(提出書類)が的を得ているか?
・指示がない場合自ら聞くことはできているか?
・間違っていることに注意ができたか?
・分からない点は素直に認め理解した上で作業を進めていたか?
・業務に関し中間、最終報告など連絡に漏れはなかったか?
②理想の社員像でできたこと・できなかったこと
③1日で学んだこと・気づいたこと・改善案・5Sすべきこと(愚痴・批判は書かない)
となっている
前半ではこの「今日の学び」の記載で、日々の成長につながる書き方・考え方ができているかを討論。
②の「理想の社員像としてできたこと・できなかったこと」が、①自分の得意な分野やわかりやすいものばかりになっていないかが話し合われた。
例えば、毎回「連帯意識があったか?」に〇を付け、②「理想の社員像でできたこと・できなかったこと」に今日も同僚と連携して仕事ができたといった内容が多い場合、その他の項目に対する意識が薄いのではないかという議論があった。
「今日の学び」の主旨は3つ
・成長過程で、できなかったことができるようになった事として自己承認する
・できていない点を掘り下げ、個々人の成長を経て会社の発展、その結果個々人の所得向上・自己実現へつなげる
・上記2つを報告することで、会社として共有・発展へとつなげる
人はどうしても自分の現在の価値観で考え、疑問を抱くよりも取り組みやすいほうに焦点を当てがち。
しかし、最終的に目指すものから考えたとき、取り組みやすい点のみに焦点を当てても、長期的な成長にはつながらず、結果が出ないことになる。
そこで、「今日の学び」を毎日各班のリーダーに提出し、チェックを受ける。
さらにリーダーとサブリーダーが「今日の学び」の内容を週に1回確認しあいコメントを記載する。
こうして、「今日の学び」が単なる作業となるのではなく、自己研鑽の手段として使われる仕組みを作っている。
この点1つとってもいかにこの勉強会が優れているかがわかる。
そのほかでも、後半でも多くの学びがあったが、続きは次回とさせていただきます。