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『アナログ力のすゝめ 結果を出す人がやっているアナログ仕事術』出版

 

ちょいよしNO.2666
何かの課題に自分なりの答え出すこと。想定外の事態を乗り切るべく、新たなシナリオを見つけ出すこと。自分の意見に説得力を持たせること。いずれも、「きちんと考える」ことができなければ、うまくはいきません

 

 

今日のちょいよし本

 

2015年4月1日第13刷発行

 

Amazon紹介(抜粋)

 

ハーバード大学の提唱するメソッドやクリティカル・シンキングをもとに、著者の実体験を踏まえ、ビジネスで使える「考え抜く力」を伝授します。

 

 

目次

 

1 「自分の意見」の作り方―なぜ、私たちは「想定外」に弱いのか
2 理解を深める―「事実らしきもの」を前に考えをとめない
3 視点を増やして発想を広げる
4 未来のシナリオで現実的な選択肢を手に入れる
5 上手に「意見を交換する」ために欧米人が持っているルール
Last Lesson 「?」に気づくことが「考え」のはじまり 

 

 

考え抜くための技術

 

日本で教育を受けた人が〝考え抜くための術〟を知らないのはある意味、当たり前…

 

本書はこう指摘する。

なぜなら、日本の学校教育は「正解主義」に重きを置いていて、一人ひとりの「答え」や「意見」を尊重するような考え方をほとんど教えないからだ。

学校の教科〝1つの答えを出すものばかり〟で、究極は受験が点数に合否判断の重きを置いているということ。

 

日本人の会議は、「・・・・・」がとても多い

この沈黙が、何かを考え込んでいる状態であるなら救いもあるが、たいていは何も考えていない考えることを放棄している。

というみやちゃんもよく放棄してしまう…(別のことを考えてしまう…)キョロキョロ

 

 

何かを言うと、対決姿勢にもっていかれて、後で陰口を言われたり、邪魔者扱いされたりしたことがないだろうか。

それだったら、自分は議論に加わらないで、つかず離れずのポジションにいた方がいいと思ってしまいませんか?

でも、そうすると、議論は発言力の強い人の意見にどんどん引っ張られていってしまうので、ジレンマを感じてしまう…

 

以前、ある人に「自分の意見を言いすぎる」と言われたことがある。

発言力が強いから、押しつけに感じられるというのだ。

そらならと、しばらくだまってみた。

そしたら今度は別の人に「自分の意見をもっと発信してくれ」と言われた。

人の感覚ってそういうものだ。

 

 

手を挙げるルール

 

例えば、現場から見ると、その方針や対策は、事態をより悪化させるものなのに、誰も止める力を持たないということがある。

日産も絶対的な存在に対して、ほとんど誰も何も言えなかったのではないか…

社が良くない方向に流れていくのを止めるのは、誰か一人が勇気をだして戦うのではなく、社員一人ひとりが、明確な意見を持ち、しっかりとその考えを建設的に発言できればいい。

 

それが、本書がいう「考える力」だと、みやちゃんは理解する。

 

その上で、複数で議論する時に必要なコミュニケーション能力スキルがあればいいだろう。

そのスキルの最筆頭が「発言が終わるまで、他の人は発言をしない」ことであるのは言うまでもない。

また、発言したい人は〝手を挙げる〟というルールを作るのがいい。

議長に発言権をコントロールしてもらうのだ。

それをしないでいきなり声を出す(話始める)のはルール違反だ。

このルールがないと、声の大きい(強い)人が上から言葉をかぶせてくるので、それに引っぱられてしまうのだ。

手を挙げる方式にすると、「発言権の強いAさん」と「ひかえめなB」さんが同時に手を挙げた場合、議長が、先にどちらに発言させるか選ぶことができる。

 

 

 

3色使って…

 

自分で考えて自分で動けるようになるには、簡単な3つのステップを踏めばいいのだそう。

 

――――――――――――――――――――

①この事態について自分が理解していることは何か、確認する

②この事態をもっと理解するため調べなければならないことは何か、を把握する

③この事態をどう切り抜けるべきか、という「自分の意見」を持つ

――――――――――――――――――――

 

この訓練のための、有効な手段が「文書を読みながら、3つの色を使って線を引く」方法だ。

 

――――――――――――――――――――

青(緑)…なるほど、よくわかる!というところ。100%理解できるというところ

黄…言っている意味がよくわからないな、ちょっと調べたりしたほうがいいなというところ。なんとなく理解できるというところ

赤(ピンク)…全然わからないというところ。どうしても理解できないぞ。要再検討というところ

――――――――――――――――――――

 

色の違は、信号をモチーフにしているのだそう。

この色分け方法のいいところは、読みながら「ふん、ふん」とスルーしてしまいそうなことを、今一度「本当にスルーしちゃっていいの?」と自分に問い直すことができるところだと本書はいう。

また、「なんかしっくりこないな」と感じるところに対して、どこがどうしっくり来ていないのかが、具体的にわかるようになるともいいます。

 

 

前提が大事

 

もうひとつ大切なことがある。

それは、議論をする上での〝前提〟だ。

 

人の意見には、たいてい、背景や思い入れ、葛藤、本人にとっては当たり前だからこそあえて口にしない前提など、目には見えない多くのものが含まれています(P.141)

 

この中で特に見えずらいのが「前提」で、これが共有されていないと議論があいまいなまま進み、理解にもズレが生じていく。

 

最後に、より良い決断をするための5つのステップをメモします。

――――――――――――――――――――

①決断しかねている「行動」を肯定文で書き出す(~する)

②なぜその行動を起こしたいのか、目的を明確にする

③その目的を達成するためにはどんな手段があるか書き出す

④それぞれの手段がもたらしうる未来(うまくいった場合、うまくいかなかった場合)のシナリオを書き出す

⑤ポリシーに合わない、現実的でないものを消去する

――――――――――――――――――――

 

詳細は、本書を手にしてくださいね。

 

 

今日のちょいよし

 

何かの課題に自分なりの答え出すこと。想定外の事態を乗り切るべく、新たなシナリオを見つけ出すこと。自分の意見に説得力を持たせること。いずれも、「きちんと考える」ことができなければ、うまくはいきません(P.1)

 

 

 

今日もいいことが学べたなぁ
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