新興国がものづくりにおいて力をつける昨今、技術大国ニッポンの自信が揺らいでいる。
しかし、日本の技術力はまだまだスゴイのだ!
本書では、無名の中小企業から有名企業の陰の主役まで、現場を支える職人たちの言葉を厳選し、それぞれに解説を加えた。
「人間の能力にカタログ値はありません」「資金は有限でも、知恵は無限です」など、“熱い心”と“生きる知恵”が満載の1冊。
第1章 横並びからまず抜け出せ
第2章 常識よりも非常識を探す
第3章 ノーを言えない立場の突破口
第4章 自分の流儀を貫こう
第5章 お客とつながる回路を持つ
第6章 機械に丸投げするな
第7章 基本は意外なところに
第8章 頼れる次世代を育てる
第9章 失敗続きをバネにして
第10章 時代と市場をつかみきる
ホンマ物の現場を持ち、そこで創意工夫を凝らし、生存競争に勝ってきた。
こういう会社で働く人が発する言葉って重いですよね。
本書には、まさにこのような言葉がいっぱいなのです。
経験に裏付けされた言葉には、言うまでもなく説得力があります。
例えば、「人材不足という経営者は、人材確保への努力が足りない」という言葉。
みやちゃんの身近でもこれに似たような状況があるんですよ。
同じ語調でいうと次のようになるでしょうか。
↓↓↓
欠員欠員と、人が揃わないことを嘆く管理職は、欠員を解消するための良い職場づくりをやっていない
こういう管理職って、得てして環境のせいにするもの。
上の方針が悪い、景気が悪い、少子化で、などなど。
同じ状況の中、成功しているところがあることには目もくれないで…。
努力を怠っていますよね。
なのに現状が改善される訳がないじゃないですか…。
さて、今日はまた、更新がおそくなってしまったので、早々と今日の〝ちょいよしワード〟です。
ムリだと言うのを一つ一つ潰したら、結果としてムリでなくなりました
まわりの誰もが「それはムリだ」と反対する中、あらゆる人に「どうしてそれはムリなのでしょうか?」と理由を尋ねてまわったら、その一つ一つが〝解決すべき課題〟となり、出来る突破口になったという。
この言葉の主、葵螺製作所 関信也氏はさらに言います。
↓↓↓
▷みんなができっこないと言う。どこができないかと聞くと、ココがムリだと言うから、そこをこうしてみたらどうだいと言うんです。するとなるほどそうですね、でもあれがムリだと言ってくる。頭っからムリだと言ってくるのを、一つ一つ潰してしまったら、結果としてムリでなくなりました
上記の欠員問題も、一つ一つの困難要因を、現状を打開するための課題として捉えて解消行動を起こすこと。
そしてその行動を継続すること。
これぞチャレンジの本質だと思いますよね。