今日のちょいよし
優れた人間の生涯を見ると、必ず社会的に活躍する時と、じっと己の中に籠もる時期が交互に訪れている
ブログ連続1135日目、今日のちょいよし本
最澄瞑想/佼成出版社
Amazon紹介
仏教と久々に取り組んだ著者が新視点で浮き彫りにする人間・最澄。そして、日本仏教とは
NHK市民大学で語られた著者初の本格的最澄論に大幅加筆した比叡山開創1200年慶讃出版
目次
第1章 桓武帝と最澄
第2章 たたかう最澄
第3章 法華の真実
第4章 戒律と教育
第5章 日本文化と最澄
本書を拝読したきっかけ
最澄と言えば、みやちゃんの中では〝内なる葛藤を秘めていた人〟です
ところで、最澄のライバルと言えば誰かご存知でしょうか?
あの空海ですね
最澄自身も大きな功績を残して成功した方ですが、空海が大乗仏教(最澄は機会がなくこれを十分に学べなかった)を大陸から持ち帰ったとき、心の底からうらやましく思ったのではないかと考えています
最澄のような高貴な精神のもち主が、〝嫉妬〟という感情を持ち合わせているかどうかは凡人のみやちゃんには知る由もありませんが、それに似た感情を終生持ち続けたのではないかと思います
あなたに与える効果
最澄の人生に自分を重ねることで、つらい時でも前向きにじっと耐え、乗り越えていく力を身につける
夜と昼は交互に必ず訪れる
さて、本書から得た学びはとても深いものでした
それは、最澄ほどの人物でも、良い時期と悪い時期を交互に繰り返しているということです
なんともビックリではありませんか
▷トインビー(アーノルド・J・トインビー/歴史学者)は、優れた人間の生涯を見ると、必ず社会的に活躍する時と、じっと己の中に籠もる時期が交互に訪れているという
不遇な状況にある人なら、この言葉はストレートに心に刺さってくるでしょうね
みやちゃんもハッとしました
「明けない夜はない」と言いますが、闇の後には必ず明かりが差し込みます
逆に言うと、暮れない日はないのですから、再びマイナスな環境が訪れたときには「またか」ぐらいで済ませて心を平常に保てばいいのでしょう
そう思いませんか?
最澄はどうだったのでしょう?
▷最澄という人は、何か人生を、陰の時と陽の時、独り山に籠もって思索をする時と、社会的な活躍をする時とを10年を周期として、替わる替わる送ってきた
でね、最澄を見習うべきは以下のくだりなんですよ
↓↓↓
▷最澄は桓武天皇の死後、10年間をじっと山に籠もって、その次の活躍の準備をするわけでございます。(中略)この時の3つのことをした。1つは密教の勉強をした。もう1つは天台教学を理論的に深めた。もう1つは、教勢を地方に広げた。この3つのことが冬の時代に最澄のしたことです
現代風に言うと、①教養をやしなう、②持論(あなたの信念)を深める、③会社の枠に収まらず外にアウトプットする、ということなのでしょう
人間、腐ったら終わりですものね
でも、腐りたくなる気持ちもわかります
みやちゃんだってそんな時がありますから
今日この記事を読んだあなたは、これからはきっと、最澄からの応援を感じることができるんじゃないかな
「オレだって、そうだった。応援してるよ」と
不遇な状況に陥った時、最澄がとなりにいてくれると思えば乗り越えれそうな気がします
でも、最澄はあなたの耳元で囁くでしょうね
「あなたは今、何をすべきなの?」って
今日のちょいよし
優れた人間の生涯を見ると、必ず社会的に活躍する時と、じっと己の中に籠もる時期が交互に訪れている
あなたは、決して〝凡人〟や〝劣った人間〟ではありません
人間は全員、必ず何かに優れています
違いは、苦しい時にじっと力を蓄える行いができるかどうか
投げ出してしまう人には何も起こらないですよね!
着実に進歩しました
最後までお読みくださり感謝
昨日、渡辺美里の
「マイレボリューション」を
久しぶりに聞いて、
心が熱くなりました
通知してくれたら嬉しいよ