今、私が広告宣伝や

販売促進、ブランディングの仕事を

生業にして、(大変なコトも多いけど)

やりがいを持って生きて

いけているのは・・・。

 

私が高校2年生の時、当時の

美術の教師で且つ、私が所属する

美術部の顧問でもあった「小野絵麻先生」

のおかげである。

 

 

当時、そろそろ大学進学のことを

考えていた私に小野先生は、その後受験を決意

することになる「九州芸術工科大学(当時)」

(現在は、九州大学 芸術工学部)

の存在を教えてくれたのだ。

理系コースであり、美術部にも所属して

いた私に、芸術工学部という

新しい学部の同大学を勧めてくれたのだ。

 

大学案内を取り寄せて研究し、結局

同大学への進学を決めた!

 

 

中学までは、ミレーやコローが

好きだった私だが、高校で美術部に入った途端、

顧問の小野先生の影響を受けた

先輩方に触れて、一発で

超現実主義(シュルレアリスム)や

幻想絵画にハマってしまった。

 

ダリ、エルンスト、マグリッド、

ウィーン幻想絵画派

(フッター、フックス、ブラウワー)

ミロ、タンギー、ポロック等々・・・。

 

小野先生は当時、(噂でだが)

日本よりもスペインでの方が有名な

シュルレアリスム画家だったようだ。

 

後に知るのだが、例えば

このような絵を描いていたいたらしい。

 

 

当時の私はと言うと、

(今、手元に残っているのは3点のみだが)

こんな怪しげな?

(心に闇を抱えたような)

作品を描いていたのだ。

 

 

 

また、私の高校(岡山操山高校)の

美術部の3年後輩(同時には通学していないが)

に、あの有名な(世界的な)

アートディレクター、

グラフィックデザイナーの

原研哉氏がいる。

 

 

 

小野先生が亡くなられたしばらく後、

先生と奥様(彼女も画家であった)の

お二人の画集を美術部OBたちの

働きかけで発行することに。

(2014年2月)

 

 

デザインは、原研哉氏が担当。

 

また当時、岡山県立美術館にて

お二人の遺作展も開催。

原研哉氏のギャラリートークもあった。

 

 

私は今も、時々この画集を開いて

当時を思うとともに、

改めて先生の大学進学への

助言に感謝を深めるのだ。

 

 

それにしても、小野先生だけでなく、

当時の同じ美術部のメンバーから

受けた影響は大きく、

同学年はもとより、先輩・後輩とも

現在も付き合いがある。

 

今は、コロナ禍で中々集まりにくいけど、

(それまでは)時々は、何かにつけ

口実を見つけては集まって交流していた。

 

 

 

 

 

美術やデザイン関係の道に進んだ者も、

そうでない者も、楽しい話題に会話が弾んだ。

 

 

早くまた、心置きなく

集まって交流を楽しみたいものだ!!