一口に「広告」と言っても、

 

その中身や、それぞれの目的は

 

色々と異なっている。

 

「TVCM」や「新聞広告」を中心に、

 

オイラの認識を整理してみよう。

 

 

2001 年9月に発刊された

 

『広告の迷走』(梶祐輔 著)を読み、

 

色々なモヤモヤが解消した気がした。

 

大いに、”腑に落ちた”のだ。

 

 

 

それに先立ち、先ず、オイラが

 

エポックメイキングな事象と考えるのは、

 

1970年、かの藤岡和賀夫氏が実現した

 

富士ゼロックスのTVCMや新聞広告。

 

「モーレツからビューティフルへ」だ。

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=b2-zxE1Ym5U

 

藤岡氏は自身で、これを『脱・広告』と呼んだ。

 

 

後に、藤岡氏の電通の後輩「岡康道氏」は、

 

彼の著書「勝率2割の仕事論」(2016年6月発刊)

 

の中で、このように述べている。

 

 

『・・・「商品広告」と「メッセージ広告」・・・

 

 藤岡さんのおかげで二つの選択肢があらかじめ

 

 用意された・・・』と。

 

「企業が売りたいものを宣伝する広告」と

 

「社会的なメッセージを発信する広告」

 

と言う二パターンが出来上がった・・・とも。

 

 

このことを、冒頭の梶祐輔氏は、18年前に

 

鮮やかに整理して見せてくれ(てい)たのだ。

 

(と、オイラは思っている。)

 

 

梶氏の分類は・・・・・

 

《A》「アドバタイジングとしての広告」と

 

《B》「プロモーションとしての広告」だ。

 

 

《A》は、「長期に渡って商品が売れ続ける

 

   ために絶対不可欠な信頼関係を作る

 

   コミュニケーション活動」

 

その目的は、「マインド・シェアを高める」

 

「ブランドを維持する」ことなど。

 

広告期間は、長期に渡る。

 

 

一方《B》は、「目先の商品を売り切るための

 

   各種の販売促進活動」

 

目的は「マーケット・シェアを高める」

 

「販売目標を達成する」ことなど。

 

期間は、短期的。

 

 

いかがでしょうか?

 

オイラはこれを読んだ時、

 

自分が生業にしている「広告」に

 

対する認識が、非常にクリアになり、

 

整理がついた気がしたのを、

 

今でも思い出します。

 

 

さらにこの時、これ以前(1989年)に

 

CIデザイナー「原田進氏」が、彼の著書

 

『CIデザイニング』の中で書いていた

 

ことを思い出した・・・。

 

 

少し長くなるが、そのまま紹介しよう。

 

「情報は、フロー情報とストック情報の2種類に

 

 分けることができる。フロー情報とはその名の

 

 とおり、その場その場で右から左へと流れて

 

 いく、比較的命の短い情報だ。例えば商品広告、

 

 イベント広告など。・・・

 

 それに対してストック情報は、人びとの意識の

 

 中に沈殿して溜まっていくものだ。

 

 そのストック情報が溜まって、固まっていくと

 

 イメージとして定着してくる。・・・」

 

 

原田進氏は、あの(そう、あのCI計画で超・有名な)

 

中西元男氏率いる「PAOS」の社員であったことも、

 

氏の能力開花に大きく影響したことだろう。

 

当時オイラも、中西元男氏の講演を生で聴講したり、

 

著書や記事を読み漁りもした。

 

 

 

今は(も)、多くのクリエイターは、これらの

 

2つの分類を無意識に使い分けているのではないか?

 

 

最後にオイラが代表をつとめる広告会社

 

「株式会社シンシア」の具体的な仕事を紹介しよう。

 

 

先ず、家具メーカー&販売店グループの

 

地元の新聞広告・2種。

 

先ず、こちらは「アドバタイジングとしての広告」

 

に分類されると思う。

 

 

一方こちらは、信頼感は大切にしながらも

 

「プロモーションとしての広告」になろう。

 

 

 

さらに、当社制作のTVCMも紹介しよう。

 

先ず、保育園のTVCM.

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=EJ78GYw52tU

 

 

もう一つ、廃棄物処理会社のTVCM。

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=WfwSRHzX7IM

 

 

テイストは異なるが、いずれもオイラは

 

「アドバタイジングとしての広告」と意識し、

 

長期に渡って放映されることを想定して制作した。

 

(どちらも、今もTVで流れている。)

 

 

さらに、これらの「アドバタイジンとしての広告」

 

は、インナープロモーション効果、すなわち

 

従業員やスタッフのモラルアップや、そのご家族の

 

満足感(誇りや自慢にも似た?)の醸成にも

 

結構大きく寄与することになる。

 

そしてさらにさらに、リクルート効果も発揮するのだ。

  

 

少々長くなりましたが・・・・・、

 

現場からは、以上で〜〜〜す!!!