オイラのメンター「3名」のうちの1人、

 

藤岡和賀夫氏(故人)。

 

オイラよりも28歳年上(1927年生)だが、

 

同時代を生きた日本を代表する

 

偉大な広告プロデューサー。

 

今時、ググれば大概の情報は得られるので、

 

彼の説明を詳しく述べるつもりはないが・・・。

 

 

1970年の国鉄のキャンペーン

 

『ディスカバー・ジャパン』は、超々・画期的だった。

 

 

 

また、彼自身が「脱広告」という考えを提唱。

 

その代表と言える、XEROXの広告キャンペーン

 

『モーレツからビューティフルへ』。

 

後の「イメージ広告」とか「ブランディング」と

 

いう考え方に繋がっていると、オイラは考える。

 

Youtubeで、当時のTVCMを(低画質ながら)

 

見ることができるので、ご存じない方はどうぞ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

また、彼の3作目の著作

 

『さよなら、大衆。感性時代をどう読むか』は、

 

「大衆 vs. 小衆」論争を巻き起こし、

 

「分衆」や「かくれ大衆」という言葉も生まれた。

 

 

 

 

彼は当時、”電通のエース”と称され、

 

多くの伝説的なキャンペーンや創作活動から、

 

新しいブームや社会現象も巻き起こした。

 

エーゲ海ブーム(池田満寿夫氏が脚光を浴び、

 

ジュディ・オングの「魅せられて」が大ヒット)

 

や、山口百恵の「いい日旅立ち」も

 

彼が仕掛けたもの。

 

「ディスカバー・ジャパン」キャンペーンに

 

よる『アンノン族』の出現も・・・。

 

 

当時オイラは、やや遅れながらも彼の

 

多くの著作を読み漁り始めた。

 

新刊書が入手できないものも、

 

リアル店舗とネットの双方で

 

古本を買い求めた。

 

 

とにかく、アイデア・発想のスケールが

 

とてつもなく大きく、しかもそれらを

 

実現してしまうのだ。

 

 

彼を知らない方で、多少業界にも

 

関与している方に、彼の著作を1冊

 

オススメするとしたら、これかな?

 

 

彼の30年間の仕事が体系的に

 

学べる集大成本である。

 

 

最後に、彼が2002年の著作

 

『直伝寝た子起こし 現代プロデューサー心得帖』

 

の中で語っていたことを紹介して、結びとしよう!

 

 

『世の中は、「P・T・A」で出来ている。』

 

「T」は、「タレント(演者)」

 

「A」は、「オーディエンス(観客)」

 

そして・・・

 

「P」は、「プロデューサー」

 

「プロデューサー」を(オイラ的に?)

 

日本語表現するならば、【仕掛け人】か!?

 

 

何となく、(これもオイラ的に?)

 

「クリエーター」よりも一回りスケールの

 

大きい感もある「プロデューサー」。

 

 

現在オイラは、自分の職性を

 

「クリエイティブディレクター」

 

と説明しているが、藤岡氏から学んだ

 

発想や実現の手法を活かし、

 

「岡山県」あるいは「瀬戸内市」において

 

「プロデューサー」的な役割も果たして

 

いきたいと思う・・・今日この頃である。