シンシアでは、目の下のクマ手術を数多く手掛けています。
その手術のカウンセリングの際に、よく聞かれる質問にダウンタイムのことがあります。
医療におけるダウンタイム(downtime)とは、手術などの治療後に生じる腫れや内出血(出血斑)や赤み(炎症)などが回復して落ち着くまでの期間のことです。
そこで今回のブログでは、目の下のクマ手術(経結膜脱脂術+眼窩脂肪注入術)を受けられたモニター患者様の中からダウンタイム中の画像をいくつか集めて紹介してみます。
モニターになった方には、術後1週頃に経過観察のために受診してもらっています。その際に撮影したものです。
AF138:26歳・女性;術後7日 頬にわずかに出血斑が残っています
AF141:29歳・女性;術後7日 黄色の出血斑が残存
AF-142:33歳・女性;術後7日 右頬に黄色の出血斑を認めます
AF-143:35歳・男性;術後8日 頬にほぼ肌色に戻りつつある薄い黄色の出血斑が残存
AF-136:39歳・女性;術後7日 頬に黄色の出血斑を認めます
AF-144:41歳・女性;術後7日 赤紫色の出血斑とその周囲に黄色の出血斑を伴っています
AF-135:45歳・女性;術後8日 右頬の出血斑が目立ち、右上眼瞼内側にも目立っています
AF-145:50歳・女性;術後8日 左頬に出血斑が見られます
最後は、総院長又吉先生を紹介します。
右の目袋を私が、左を太田先生が執刀したことは、すでにご存知かと思います。
AF-134:49歳(当時)・男性;術前(左)&術後7日(右) 経過良好です
同じ治療内容であっても、ダウンタイムには個人差(年齢や体質などが関与)があって異なります。
腫れや出血斑は、通常術後1~2週間で落ち着きます。結膜を切開することにより、切開創からの出血もあり、血涙が見られることもあります。創の刺激から目やにも多くなります。
白目(眼球結膜)に内出血が生じる結膜下出血によって、目が赤くなることもあります。白目がむくんでブヨブヨした状態(眼球浮腫)になることもあります。
麻酔や手術侵襲によって、眼球を動かす筋肉の動きが弱くなることで眼位不正と呼んでいる症状、斜視や複視などと言った症状が一時的に見られることもあります。
体質などによっては目の動きに伴って、鈍い痛みなどの症状が持続することもあったりします。
以上、参考になりましたでしょうか?