戦況図から考えた生兵法? | cynthia-dr-murazumiのブログ

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ロシアに侵攻されて併合されていたウクライナの南部へルソン州の州都へルソンにウクライナ軍が入ったと報道されていました。

一方、ロシアは11日、ヘルソン州のドニプロ(ドニエプル)川西岸地域からの部隊撤退が完了したと発表しています。事実であれば、へルソンのある西岸地域はウクライナに奪還され、東岸側はロシアが支配した状況になります。

そこで報道された戦況地図を見て、今後のウクライナ軍の展開を考えてみました。

 

戦況図

 

両軍はドニプロ川を挟んで対峙しています。同川に架かっていた橋はことごとく破壊されているようなので

簡単に渡河することはできません。渡河作戦を実行するとなると専用の資材・装備が必要であり、何より多大な犠牲を払うことになると予想されるので行われることはないでしょう。このまま膠着した状態になると考えます。

次に別の戦況図を見てみます。

 

 

上図からドニプロ川東岸の中南部ザポリージャ(ザポロジェ)州側からロシア占領地域に攻め込むルートを考えました。この占領地域内でウクライナのパルチザンが活動していますから、彼らと連携を取ってアゾフ海に向き合って行くのです。

 

 

ここに楔を打ち込むことで、へルソン州東岸や南部クリミア方面のロシア軍とドンバス方面のロシア軍とを分断することができます。へルソン州東岸への東側からの補給ルートを断ってしまいます。さらにウクライナ軍がへルソン州に攻め込めば、ロシア軍をクリミア半島に追い込むこともできそうです。

ロシアとクリミア半島を結んでいるクリミア橋が爆発によって補給が制限されています。可能なら完全に破壊してしまいます。そうなればヘルソン州東岸とクリミア半島の陸路からの孤立化をさらに図れます。

空路や海路があるので完全な「兵糧攻め」は困難でもかなり苦しい立場に立たされるでしょう。

ただし、ロシア軍の反攻作戦(あるいは陽動作戦)には警戒が必要です。東側からの反撃やベラルーシからの侵攻などです。

 

以上、素人考えの作戦立案でした。