ウクライナに援助された携行式兵器が守護聖人として擬人化されていることを前々回に紹介しました。
なかでも対戦車ミサイル「ジャベリン」と対空ミサイル「スティンガー」が役立っているようです(「javelin」は「投げ槍」で、「stinger」には「毒針」の意味があります)。
上が「スティンガー」、下が「ジャベリン」(3Dモデルの画像から)
このふたつの兵器ですが、十数年前に発売されていた1/6スケールの食玩「バズーカ名鑑」でシークレットアイテムとなっていたのでした。
SELECT 1のシークレットアイテムが「スティンガー」でした
1/72スケール模型のフィギュアセット(ボックスアート)
このボックスアートは、ロシアの模型メーカー「ZVEZDA」(ズベズダ)のものですが、「Zvezda」はロシア語で「星」を意味します。
ウクライナに侵攻したロシア軍車両の記号「Z」とは関係はないようです。
SELECT 2のシークレットアイテムが「ジャベリン」でした
「ジャベリン」発射時
「バズーカ名鑑」シリーズのアイテムの中にウクライナの守護聖人化されたものがほかにもあります。
それがドイツ製の「パンツァーファウスト3」です。
陸上自衛隊でも採用しています。
発射時(オランダ軍使用)
擬人化された他の兵器の実際の画像もお見せします。
「NLAW」
発射時
「カールグスタフ」:陸自でも採用されています
発射時(米国陸軍使用)
現在のロシアやウクライナは、春の雪解けによって道路は泥濘化していて車両の走行に支障をきたしています。この泥濘期をロシア語で「ラスプーチツァ」(あるいはラスプーティツァ)と言います。
ロシア軍はこのぬかるみの悪路のせいもあって進軍に支障をきたしているようです。
ウクライナ軍はそこを狙って対戦車ミサイルで攻撃をして戦果をあげているとも聞いています。
とはいえ、敵に接近して仕留めるためには、かなりの勇気と度胸、そして冷静さが必要でしょう。