温暖化による海の生態変化と言われていますが、北海道函館市では以前には見られなかったブリやイワシの大漁が続いているそうです。
せっかくの大漁なのに、イワシについてはどう活用してよいか戸惑っているとも伝えられています。
そのような報道を耳にしていたこともあり、先週近所のスーパーマーケットで「北釧いわし盛合わせ」を見かけたので購入して食してみました。
「北釧(ほくせん)いわし」とは、北海道釧路港で水揚げされたマイワシのことです。
釧路市は道南の函館とは反対の道東の港町です。もともとイワシの水揚げが多い港です。
鮮度の良いイワシは臭みがなく、生で食べても美味しいものです。
30年以上前ですが、釧路労災病院形成外科に勤務した時、市内のイワシ料理専門店で、刺身や寿司で生のイワシをはじめて食べました。それまでは臭くて生で食べられないと思っていたのですが、生で食べても美味しいと知ったのでした。
「~いたしません」は、ドラマ・ドクターXの決まり文句のひとつですが、それになぞらえて、函館の方々が大漁のイワシをどうしていいか困るとは「言わしません」。生でもどんどん食べてもらって、美味しいと「言わしめたい」などと、オヤジギャグを思い浮かべながら、「いわし盛合わせ」を食していました。