世の中、予期・予想しないことが起きることがあります。その際に状況に応じて行動をとることを「臨機応変」と呼びます。訓読では「機に臨んで変に応ず」となります。
この「臨機応変」が訳語として頻繁に出てくる映画があります。クリント・イーストウッド監督・主演した「ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場」（1986年）です。グレナダ侵攻（1983年）に参加した米国海兵隊を描いた作品で、いわゆる鬼軍曹物です。この映画の評価は別として、鬼軍曹がよく口にする言葉「IMPROVISE, ADAPT, OVERCOME」が「臨機応変」と訳されていたのです。
実際はなかなか臨機応変に行動するのは難しいことがあります。戸惑うことも多くあります。