フォーミュラシェーバーシステム:クワドラカットとの違い | cynthia-dr-murazumiのブログ

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当院ではワキガ(腋臭症)手術にキズアトが目立たない「フォーミュラシェーバーシステム」を行っています。カウンセリングの際、「クワドラカット法」との違いを尋ねられることがありますので、その違いを解説します。

そもそも「クワドラカット」とは医療機器メーカー・ストライカー社が製造していた「クワドラカットシェーバーシステム」(コントローラー)の名称でした(下図参照:20年以上前に出版された本から引用)。

 

 

この機器は製造中止になって久しく、その後継機が「フォーミュラシェーバーシステム」なのです。製造されていない機器の固有名詞を治療法の名に使い続けるのはおかしなことです。

 

フォーミュラシェーバーシステム

 

汗腺を削除するカニューラ(外筒と内筒)も改良されています。

 

旧式のカニューラ(外筒と内筒)

 

旧式のは先端が大きな孔になっていて汗腺の削除の際に皮膚まで吸い込みやすく、皮膚を削り過ぎるリスクがありました(最悪の場合は穴が開く)。

現在使用しているのはスリットになっていて、皮膚を吸い込まずに汗腺だけを吸い込んで、内筒のカッターで削除できるようになって安全性が高くなっています。

 

現在使用中のカニューレ(左:外筒、右:内筒のカッター):外筒のスリットで皮膚を保護します

 

ワキガでお悩みなら、ぜひご相談ください。