夏が到来し、暑い日が続いています。それに伴って肌の露出が増えますが、渋谷の街では「脚線美「」を惜しげもなく披露されている若い女性を見かけることも珍しくありません。
ところで、1年前に放送された番組で「美脚」を取り上げていたのを思い出しました。西洋絵画ではかつて美の象徴として描かれた脚があり、美脚は男性のための言葉だったそうです。脚線美は男性の脚のことをさしていたのです。その美脚No.1がフランス国王(ブルボン朝第3代)「ルイ14世」の肖像画だそうです。
ルイ14世の公式の肖像画(イアサント・リゴー画、ルーブル美術館蔵)
若いころにバレエに魅せられて、自らも踊っていて美脚が自慢だったそうです。当時の宮廷の男性はタイツを着用し、その脚線美を競い合っていたのです。男性にも普及していたハイヒールが美脚を引き立てたそうで、彼も愛用していたのです。
その後、ナポレオンの時代すなわち軍人が登場する時代になります。軍人はブーツを履くので、脚のシルエットが重要だったのです。
「サン=ベルナール峠を越えるボナパルト」(ジャック=ルイ・ダヴィッド画)
「アルプスを越えるナポレオン」とも称される肖像画でも「ルイ14世」と同じように、ふくらはぎが張っていて、足首がきゅっと締まっている脚が描かれています。脚が男性のたくましさであり、美しさの象徴だった時代だったのです。
美の概念は時代と共に変わりますが、「美脚」「脚線美」は元は男性のものだったとは意外でした。
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