日本にはやって来れないだろうと言われていますが、アフリカ東部や中東でバッタの大群が発生し、農作物を食い荒らしながら大移動しています。サバクトビバッタがサイクロンなどがもたらした大雨が引き金となって大発生したのです。
バッタは通常は単独生活していて大人しいのですが、群れを成すと体色が緑(茶)から黒と黄のまだら模様に変化した上で、徒党を組んだかのように農作物などを食い尽くしながら移動するそうです。
サバクトビバッタ:左が孤独相、右が群生相
まるで映画「グレムリン」(1984年)で、モグワイ(ギズモ)がグレムリンに豹変したかのようです。
左がギズモ、右がグレムリン
サバクトビバッタはインドにまで到達しています。
FAO(国際連合食料農業機関)のサイトに詳しく掲載されています。
バッタ(イナゴ)の大群による被害を「蝗害(こうがい)」と呼びます。日本でもかつて蝗害に見舞われたことがあったそうです。農薬の発達などで現在はなくなっています。
アニメ「ジャングル大帝」ではバッタ(イナゴ)の大群を洞窟に閉じ込めて、肉食動物の食糧にするという話があったと記憶していますが、サバクトビバッタは美味しくないそうですから人間の食糧(昆虫食)にするのは無理なようです。肥料にはできるそうなので、ダイソンあたりに巨大サイクロン掃除機を造ってもらってバッタ大量捕獲を試みるのはいかがでしょうか?
コロナ禍で大変な時ですから、バッタどもをバッタバッタと打ち倒す方法がなければ、人類が飢えてバタバタ倒れそうです。泣きっ面にバッタになってしまいます。