1970年代に2度のオイルショックがありました。第1次は1973年の第四次中東戦争、第2次は1979年のイラン革命によって引き起こされました。第1次の際にトイレットペーパーや洗剤の買い占め騒ぎがあったり、省エネへの意識が高まったりなどしました。個人的にはプラモデルが値上がりして閉口しました。第2次の際は以前の学習効果や日銀などの対応によりそれほど大きな影響はなかったようです。
2004年~2008年にかけても余剰マネーの投資が主な原因とされる原油価格の高騰があり、これを第3次オイルショックと呼ぶそうです。
今月14日にサウジアラビアの石油施設が10機のドローンで攻撃されて破壊され、同国の原油生産量のおよそ半分が生産停止になったと伝えられました。
燃えるサウジの石油施設
備蓄が十分にあるので、ただちに不足はしないとも言われていますが、混乱が続けば影響が出て、第4次オイルショックに陥るリスクがないとは言い切れません。
それにしてもサウジの石油施設の警備体制はどうなっていたのでしょうか?ミサイルやドローンなど空からの攻撃に対する防衛体制は構築されていなかったのでしょうか?
日本は原油輸入の約4割をサウジ産に依存しています。影響が最小限ですむことを願っています。