昨日はTV番組「スッキリ」で共演した北海道小樽出身の加藤浩次さんとサカナクションの山口一郎さんについて記しました。この共演を紹介するサイトの記事で、『発音がおかしい加藤の「小樽なまり」の不思議なトークがさく裂』とありました。
方言は言葉の違いで、なまりはイントネーションの違いだと思います。北海道方言に関しては、内陸部と海岸部そして都市部では異なることがあると本で読んだことがあります。言葉は生きていますから時代と共に変化し、共通語化してきていると思いますが、根強く残っているものもあります。
昭和51年(1976年)発行の北海道方言の本
現在放送中の朝ドラでは、ヒロインの幼なじみが北海道(十勝?)なまりのために声優の仕事から降ろされていました。
「小樽なまり」ですが、そこまで確立したものがあるかどうかはわかりませんが、確かに他地域とは異なる
部分はありそうです。とくに加藤さんの話し方は「怒り口調」と呼んでいるもので、決して怒っているわけではないのですが、怒っているようかのように、文句を言っているかのように聞こえる、ちょっときつい話し方です。
石川啄木の歌集「一握の砂」に収められている短歌「かなしきは小樽の町よ 歌ふことなき人人の 声の荒さよ」の通りなのかも知れません。