30年前の1989年6月に起きた中国・天安門事件の報道写真でとくに有名なのは、中国軍戦車の前に立ちはだかる一人の男性の姿です。
この男性は「無名の反逆者」(UnKown Rebel)あるいは「タンクマン」(Tank Man、戦車男)と呼ばれています。
参考までに “tankman (tankmen)”だと「戦車兵」を意味します。映画「バルジ大作戦」(1965年)でドイツ戦車兵が合唱した歌は「パンツァー・リート」(Panzerlied:ドイツ語で、戦車の歌)ですが、英語では “THE TANKMEN'S SONG”(戦車兵の歌)と訳されています。
映画「バルジ大作戦」のサウンドトラック盤のレコードジャケット
戦車に対抗しているのだから「対戦車砲」に倣って「対戦車男」を意味する “ANTI-TANK MAN” と呼ぶのがより正確な気がするのは、ミリタリーマニアの性でしょうか?
タミヤのミリタリーミニチュアシリーズ初期のキット「英陸軍6ポンド対戦車砲」のボックスアート
最後に「タンクマン」をテーマにしたジオラマをネットで見つけたので紹介しておきます。