前回の続きで、1960年代の米国ドラマに登場したスーパーマシン(車)の話です。「バットマン」では「バットマンカー」(バットモービル)が、「グリーン・ホーネット」では「ブラック・ビューティー」が登場しました。
両者の共演時:左がバットマンカー、右がブラック・ビューティー
バットマンカーの1/32スケール模型(絶版)のボックスアート
同スケールのブラック・ビューティーのボックスアート
「バットマンカー」は1955年製の「リンカーン・フューチュラ・コンセプト」を、「ブラック・ビューティー」はクライスラーの独立ブランドだったインペリアルの「インペリアル・ルバロン・セダン」をベースにしていたそうです。1967年に放送された特撮ドラマ「ウルトラセブン」に登場したウルトラ警備隊の車両「ポインター」は、1957年式インペリアルをカスタマイズしたものだそうです。
ポインターの手のひらサイズのプラモデルのボックスアート
実写版ではなく、英国の人形劇の特撮番組「サンダーバード」にはピンクの「ロールスロイス」が登場しました。国際救助隊の女性諜報員ペネロープ(吹き替えは黒柳徹子さん)の車「FAB-1」で、架空の型式ながら「ウイングレディ」のエンブレムが付いていました。
日本では若者の車離れが言われるようになっています。かつてはこういったスーパーマシンややスーパーカーに憧れを抱いていたものなのですが...