飛行艇 in WWⅡ | cynthia-dr-murazumiのブログ

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前回に「救難飛行艇」を紹介しました。ついでに個人的に集めたミリタリー画像庫にある第2次世界大戦で用いられた代表的な飛行艇も紹介します。

なお、飛行艇とは「水上にある時に艇体(胴体)でその重量を支える水上機」です。フロートのみによって支えるフロート水上機とは区別されます。

恒例の模型のボックスアートでご覧ください。

 

日本海軍「九七式大型飛行艇(大艇)」

 

「空飛ぶ戦艦」の異名を持つ日本海軍「二式大艇」

 

英空軍「サンダース・ロー A.29 クラウド」

 

1930年代に初飛行したサンダース・ロー社の民間用水陸両用飛行艇で、軍にも採用され、訓練用に使用されました。

社名の“Sauinders”は、TVドラマ「コンバット!」のサンダース軍曹(Sgt.Saunders)と同じスペルです。同じ「サンダース」でもKFCの「カーネル・サンダース」おじさんは“Col.Sanders”で異なるスペルです。

 

米軍「コンソリーデーテッド カタリナ飛行艇」

 

米海軍をはじめとして、連合国各国で使用されました。真珠湾攻撃の際、ハワイ・オアフ島の米軍飛行場にも配属されていて、日本軍の攻撃で破壊された写真が残っています。映画「トラトラトラ!」(1970年)にもこの飛行艇が破壊されるシーンがありました。

 

真珠湾攻撃で炎上するカタリナ飛行艇(記録写真)

 

英空軍「ショート サンダーランド飛行艇」

 

「空飛ぶヤマアラシ」と敵からあだ名され、対潜哨戒ではドイツ海軍のUボートに最も怖れられた兵器のひとつで、いわば空の「指輪の幽鬼」(「指輪物語」に登場するサウロンに仕える邪悪なしもべ)だったそうです。

 

最後にオマケとして、アニメで有名な飛行艇も紹介します。スタジオジブリの「紅の豚」(1992年)に登場した主人公ポルコの愛機で(実機とは形状が異なりますが)、舞台は大戦間の時代です。