椿油はヤブツバキの種子から採取される油で、記録によれば日本では1200年前くらいから使われているそうです。食用、化粧品、薬品、石鹸などの原料として使用されています。産地としては伊豆大島、伊豆、五島列島、佐渡島が有名です。大手化粧品メーカーから「椿オイルエッセンス」を含んだ、その名もずばり「TSUBAKI」というシャンプーやトリートメントなどのヘアケアブランドがありますね。化粧品としては髪油(鬢付け油)、スキンケア、保湿に用いられています。
ここからは椿油に関する昔の広告を、大正12年(1923年)に発行した記念誌から紹介します。
東京日本橋区馬喰町の武井商店の広告
参考:明治の終わりごろの同商店の新聞広告を見つけました。
記念誌には椿油の産地のひとつ、佐渡島の商店の広告もあります。
現在は椿屋の「SADO天然椿オイル100%」が有名なようです。