認知症の実母のリアルな妄想 | チェブログ

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標高1200メートルのお山暮らしです。
趣味は嵐とフィギュアスケート観戦!
櫻井翔君のファンであり、皇帝プルシェンコ陛下のファンでもあります。
山での暮らしをボツボツと綴っています。

義父母の介護のかたわら、年に4回ほど実家へ実父母の介護に行っています。

片道5時間の遠い道のりですので、行くと2週間は滞在し、病院への付き添いやケアマネさんとの面談、あれやこれやと親からの頼まれごとを片付けます。

 

◆2021年2月◆

 

●実父:満92歳

心臓疾患はありますが、至って元気。頭はしっかりしていて、未だに外国人に会うと流暢な英語を話します。最近は日本語のほうが、言葉が出なかったりする(笑)。

ただし、脚が少し弱ってきていて歩く速度は蝸牛なみ。

 

●実母:満85歳

半年前の検査では軽度認知症だったが、今回2月の検査でとうとうアルツハイマー型認知症と診断される。

足腰は強靭で、散歩が大好き♪

 

実父母は二人暮らし

 

2021-02-2~17 【認知症の実母のリアルな妄想】

実母の会話の中には、実にリアルな妄想話が織り込まれている。

最初の頃は、うっかり本気で聞いてしまっていたが、

実父からどうも妄想癖があるらしいと打ち明けられる。

 

●妄想その1  甥がパチンコで借金

実母と甥に子供が出来て実母からみれば可愛いひ孫である。

その可愛いひ孫の話を実母としていたら、

「あの子には困るわぁ」と実母。

私:「なにが? T君(甥)のこと?」

実母「Tはパチンコばっかりして借金があるんや。お嫁さんは苦労するわ。ほんまに困ったなぁ」

というのである。

Tは実にまじめに働いている。

確かに若い頃はちょっとやんちゃな時期もあったが、

社会人になって結婚してからは、マイホーム目指してまじめに働いている。

とてもパチンコ狂いするような子ではない。

この話、実母はたびたび会話の中に挟んでくる。

私が実父に確認すると、「ばあさんはそんなこと言うけど、わしは違うと思う。ばあさんの妄想やろ」

私:「妄想って結構あるん?」

実父:「たぶん、今までもあったかも知れんが、わからなかった。でもこの話は、事実ではないやろ。どう考えても妄想や」

私:「確かに。」

 

●妄想その2  叔母はすでに死んでいる

実父の姉や弟はすでにお亡くなりになり、唯一生存しているのは妹(私からは叔母)一人である。

ただ、この2年ほど音信不通である。

まぁ、なにかあれば、実父のところには連絡があるであろう、という認識を親戚一同は持っている。

その程度の音信不通である。

お互いに高齢なので行き来が途絶えるのはよくある。

しかし、実母はある日「おじいさんの兄弟はみんな死んで、おじいさん一人になってしまったな~」と

つぶやくのである。

私:「叔母ちゃんが未だいるやん。なにいってんの!」というと

実母は静かに首を振り「Aちゃんはもうおらへん。亡くなったよ。」と。

私:「私、叔母ちゃんが死んだなんて聞いてないわ。誰からも聞いてない。ママは誰から聞いたの?」とたずねると

実母:「私のとこには、そういう話が入ってくんねん。」と謎の回答。

どんな情報網や!と思いつつ、実父に確認。

実父:「いや、とくに何も連絡はないけど、死んだらまず、わしに連絡があるはずや。息子もおるんやから。またばあさんの妄想か。」とのこと。

この話、私の兄夫婦にもしていたらしく、私が義姉に話すと、

義姉:「聞いた聞いた、おばあちゃんの勘違いよね」とのこと。

私:「勘違いと言うか妄想だよ。他にもいろいろ妄想を言うかも知れんから、気をつけてね。」

義姉:苦笑い。。。

 

●妄想その3  従姉はあそこには住んでない

今度は従姉夫婦の話である。

従姉夫婦は、以前実父母が以前住んでいたところと同じB町内に住んでいます。

今回の帰省でB町が懐かしくなった私は、実母とB町の話をしていた。

実母:「もうB町には知ってる人がいなくなったわ。知ってる人は亡くなったか、子供のところに引越ししはってな」とのこと。

私:「えっ!従姉のSちゃん夫婦が住んでるやん」

実母:「Sちゃんは旦那さんの実家へ引っ越したで。」

びっくりした私は、また実父へ確認。

実父:「また妄想や。Sちゃん夫婦はあそこに住んどるわい」

 

実母の妄想はまだまだ続くのであろう。

しかし、妄想と気づかず、事実と思っていることが過去にいくつあるのか気になる。

 

認知症の場合、物を盗られたとか、隠されたといった被害妄想というのは聞くが、

うちの母の場合は、被害妄想ではない。

 

どんな深層心理があってこんな妄想が出てくるのか謎である。

もう少し深く彼女の心を気遣ってやらねばならないのだろか?

 

【使ってみたら意外と効果がある! 頭皮マッサージのブラシ】

 

頭皮への刺激が認知症に効果があるかどうかはわからないが、

実母は、ブラシで優しく頭皮をマッサージしてあげると

とてもリラックスして気持ちが穏やかになる。

 

私はというと、眼精疲労や首凝り対策に1」ヶ月ほど毎日ブラッシングしている。

時間があれば、ブラシを手に取り頭皮を優しくブラシがけしている。

 

そのせいか、美容師さんに、「急に髪が増えましたね。なにかされました?」

と聞かれました。

薄毛の旦那も同時に始め、頭頂部の赤い地肌が見えにくくなり、

地肌の色も白くなりました。

かなり効果はあるようです。

 

お気に入りのブラシは、マイナスイオンで定評のあるクレイツの製品です。

私と母はこれ↓

 

 

旦那はこれ↓を愛用

 

お風呂でシャンプー時に使っているのはコレ↓

シリコン製で硬さがちょうどよい。

気持ちよく地肌を刺激して、汚れもスッキリ取れて、トリートメントもしっかり髪や頭皮に浸透してくれます。

長年愛用中。