こんにちは、吉田です
床版のコンクリートの養生が終わったので
次は地覆のコンクリートです
(床版・地覆についてはこちらを参照)
まずは、コンクリートの型枠の設置です。
通り(まっすぐに立っているか)を確認しながら組み立てていきます。
高欄と防護柵のアンカーボルトを設置しています。
(↑穴を開けた固定用の板(テンプレート)にボルトを差し込み
その板を固定することでボルトがずれないようにしています。)
完成した型枠は、事前に大きさやかぶり(型枠と鉄筋とのキョリ)を計測し、
出来形(完成後の寸法)を確認をします。
アンカーボルトについては、決められた長さが埋まっているかの確認をします。
型枠が完成したらコンクリート打設です。
規定の高さまで打設したら表面を均していきます。
コンクリート打設完了です。
最後に養生を行います。
1週間の養生期間が終わったらVカット目地にシール材を設置します。
このVカット目地は、ひび割れ誘発目地と呼ばれています。
特に橋のコンクリートは、コンクリート自体の収縮や
橋の伸び縮みによってひび割れができてしまいますが、
あらかじめひび割れしやすい箇所をつくっておくことで
構造上重要な部分にひび割れを発生させないために設けます
この部分には鉄筋を通さないように設計してあるため、
発生したひび割れから雨が染み込んでも地覆の中の鉄筋が腐食しにくくなっています
シール設置まで完了したら地覆の完成です
次回は「踏掛版(ふみかけばん)」についてです!
お楽しみに