こんにちは、吉田です
無事に架設が終わり、次の工程は
床版と地覆の配筋(鉄筋の組み立て)
になります。
「床版(しょうばん)」とは、橋の床の部分
「地覆(じふく)」とは、高欄や防護柵の基礎の部分
図に示すと以下のようになります
御船橋は、
「合成床版橋(→床版が鋼板とコンクリートでできている橋)」
であるため、鋼桁の上にコンクリートが打設されます。
橋は、上を走る車両の重量でたわむ他、地震による揺れ、
温度の変化による伸び縮みなどが発生するため、
いろんな力がいろんな方向から掛かります。
それらに耐えうる強い床版にするために
コンクリート部分を「鉄筋コンクリート」にします
決められた寸法に切断・加工され、
決められた径の鉄筋を、
決められた位置に設置していきます。
↑床版の鉄筋
↑地覆の鉄筋
ちなみに鉄筋の加工も現場で行いました。
鉄筋工さんが効率的に鉄筋を切断したり加工する様子は
ずっと見ていても飽きません。。笑
設置後は、設計通りに鉄筋が配置されているかの確認検査を行います。
↑配筋検査の様子
そのまま写真を撮ってもどの鉄筋を指しているかわからないため
ホース等でマーキングをしてから写真を取ります。
また、本数の確認の際は数字の札を設置します。
鉄筋を管理する写真は膨大になりますが、
コンクリートを打設したあとは見えなくなってしまうため
しっかりと必要な出来形写真を撮って品質を保証します。
写真まで整理して配筋完了です
↑配筋完了後の全景写真です
次回はコンクリートの打設です!
お楽しみに