オーナー様からCB900Fに使うキャリパーが送られてきました。
92年型のRS250キャリパーです。
オーナー様がレース最終戦を終え、そのままガレージで眠っていた車両の物です。
外気に触れ激しく腐食しています。
こんなキャリパー使えないよと思ったアナタ!
分解して清掃してみると
程度は極上でした。
違いが判りますか?
左側が今回、使用する物で、右側が弊社のストックです。
パッドベースの側面が当たる部分が削れていません。
弊社のストックは1mmぐらい削れて、パッドを装着すると大きなガタがあります。
ここまで削れると、ボディも寿命です。
RS250のキャリパーは今まで、数セット仕入れましたが、こんなに程度の良いキャリパー初めてです。
酷使されたキャリパーは大体、ここが傷んでいます。
RC30オーナーにタッチが良くなると、人気のキャリパーです。
タッチの良さはアルマイトされたボディが貢献していると思います。
どんなに程度の悪いRSキャリパーでも、ピストン、シール部分は傷んでいないのはアルマイト処理のお陰ですね。
逆に、塗装仕上げ(下処理はアロジン)のRC30はパッドベース側面が無事でも、ピストンのカジリやシール溝の腐食が酷い場合が多いです。
外側に傷は ほとんど有りませんでした。
このまま、軽くガラスビーズを当てれば、新品同様になります。
しかーし!
ちょいとコダわってみますよ。
