前回
の続き。
「桃太郎伝説2」(ハドソン、1990年)
タイトル画面。
前作から3年後のお話。懲らしめたはずの鬼たちが、また各地で村人を苦しめ始める。で、桃太郎が再度鬼退治に旅立つ、と。別になんてことのない凡庸なス
トーリィなんですが、その中に散りばめられ、丁寧に埋め込まれた細かなエピソードや数々のコメディ要素が、素晴らしい味付けとなって当ゲームを超一級の
ゲームにしています。
「村に到着」→「支配している鬼を退治」→「村を開放」→「次の村へ」→・・・という流れの繰り返しなんですが、その分りやすさも良いんですね。同じ流れの繰り返しでは飽きてきそうな気もしますが、そこは「桃伝」ですから、仕掛けがたっぷり用意されているわけです。
前述の通り、行く村行く村鬼に支配されているんですが、例えば、「桜が真っ黒に変えられた”花咲かの村”」、「真っ暗になった”希望の都”」、「村が溶岩
で埋まった”寝太郎の村”」というオーソドックス(?)なものから、「村人が金太郎飴に変えられた”金太郎の村”」や「天下一ダジャレ大会が中止させられ
た”微笑みの村”」等ふざけた(褒め言葉)ものまでバラエティに富んでおり、プレイヤを決して飽きさせません。
また、無駄に長いダンジョンなんかもなく、ストーリィの分りやすさや親切設計のシステムも手伝って、テンポよく遊ぶ事が出来るわけです。ただ、だからと
言って難易度が低い「ちょろゲー(内容が薄くクリアが簡単なゲームの意)」というわけでは全く無く、逆に舐めてかかるとエライ痛い目見ることとなります。
ゲームバランスを絶妙なものに仕上げているその最大の要因は「戦闘」でしょう。桃伝2をプレィ済みの方は、恐らく異論無く全面的に同意していただける事と思います。
先ずは、単純に「敵が強い」。攻撃力が半端ないんですね。ボス戦なんて攻撃2回喰らうと先ず間違いなく力尽きます。ゲームが進むにつれその凶悪さは増して
いき、終盤では一撃で瀕死の状態に。しかも、HPが高めに設定してあるようで、なかなか倒せない、長期戦が必至なわけです。
さらに、主人公の桃太郎が力尽きると即全滅扱いな上、仲間がやられても復活させる術(魔法)はありません。仲間1人が戦闘不能になると、それだけで圧倒的な劣勢に立たされてしまうので、常に緊張感がつきまとうわけです。
段(レベル)を上げて力押しで・・・と考えてもそう上手くはいかず、きも~ち楽になる程度。味方・敵双方の特性を見極め、仲間の術を駆使し、戦術を組み立
てて・・・といった事が必要となります。前述の通り、緊張感を伴った長期戦が必至ですので、如何に集中力を切らさず臨むかが非常に重要。なので、ボス撃破
の達成感なんかはもう堪りません。クセになる快感です。
ただ、この戦闘は奥が深く、プレイヤのレベルさえ高ければ、桃太郎の段が然程高くなくても、ボス撃破が可能なんですね。逆にプレイヤのレベルが上がらないと(適当にプレィしてると)、いくら段をあげても難易度が変わらない、と。そのバランスが素晴らしい。
他にも、音楽。前作同様、サザンの関口和之氏が担当しているわけですが、これがまた秀逸。ボス戦などは何度聴いても良い!(初プレイ時は、呑気に聞き入ってる余裕はなかったですが)。一度クリアすると、裏技でサウンドテストが出るんですが、これ聴くためだけに桃伝2起動してた頃もありました。久しぶりに聞いてもその感動っぷりは変わりません。・・・サウンドトラックって出てたのかなぁ。今度探してみようと思います。
なんか、またエライ長文になりました。桃伝2だったら、いくらでも語れそうな気がするなぁ・・・。まぁ、また機会があれば、まだまだある桃伝の魅力を語ってみようかと思います。・・・えぇ、ただの自己満足です。
当ゲームも、Huカードということも手伝って、中古ショップでも比較的簡単に入手できるゲームかと思います。PCエンジン本体を持っているのでしたら、何はなくとも是非プレィして頂きたい一本です。