今年17冊目読了。

 

探検家の憂鬱 (文春文庫) Kindle版
角幡唯介 (著)

 

★★★☆☆ 探検家の著者のエッセイ的なもの

 

著者は1976年北海道芦別生まれ。早稲田大学探検部OB。チベット、ツアンポー峡谷の未踏破地域を単独で探検。2003年、朝日新聞社に入る。08年に退社後、探検家に。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞。『雪男は向こうからやって来た』で新田次郎文学賞。『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞。
生のぎりぎりの淵をのぞき見ても、もっと行けたんじゃないかと思ってしまう…。冒険とは何か。生きるとは何か。自分はいったい何者なのか。探検家の角幡唯介が、極限状態において自らに問い続けた果てに、絞りだされた孤高の独白。
(www.amazon.co.jpから引用)

 

探検家の著者のエッセイ的なもの。
ブログをまとめたようなものといったほうがしっくり来るかも。
したがって、テーマごとのつながりはあまりない。
探検家というものは探検によって生計を立てるわけだから、その探検は書くことを前提にするフシがあるという。
そうなるとこの意図がたびに影響を与えてフィクション化するということがおこる。
何か問題が起こるかもしれないことには、首を突っ込みたくなる。
なぜならそれはネタになるかもしれないからだ。
だけど、そうなるともうそれは演技化された旅になるわけで、フィクションになってしまうのだという。
なかなかおもしろい感覚だ。
この本を読まなければそんなことを考える由もなかった。