今年63冊目読了。

[新装版]思うまま [Kindle版]
松下幸之助 (著)

★★★☆☆ 最近謙虚さを欠いていると感じている方におすすめ

著者はパナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者、PHP研究所創設者。
松下幸之助が、折々に感じた「思い」や「願い」248篇をまとめた、人生の指針となる「言葉」のかずかずが本書のテーマ。

一つ一つのテーマは本当に短いので、読みやすい。
だが、本としてのボリュームには欠けると感じる方もいるかも。
テーマが多岐にわたるので、今の自分に刺さる言葉は見つかると思う。
この本を読んで、一番思ったのは、人間謙虚に生きるべしということ。
心を落ち着かせるための本として手元に置いておきたい。

最近謙虚さを欠いていると感じている方におすすめ。

【学びのポイント】
1)部下の創意工夫に仕事を任せる
 ・責任者の立場にある人にとって、率先垂範ということは大事である。
 ・しかし、「これは君にやってもらおう。困ったときはぼくに相談してくれ」というように、部下の創意工夫に仕事を任せることはもっと大切だと思う。
 ・自分がやるより、まだるっこい点もあろう。
 ・しかし、それを何度もくり返すうちに部下は一人前になってゆく。
 ・あるいは自分にないその人の特色というものが発揮されて、自分よりもっとうまくやるようになるかもしれない。
 ・そのようにして部下を生かし、自分一人ではできない、より大きな成果をあげてゆく、それが責任者の仕事というものではなかろうか。

2)やがて役に立つムダもある
 ・人が育ってゆく過程においては、いろいろなことを味わってみる必要があると思う。
 ・意義のある、有益なことを味わうのはもちろん、ときにはムダと思えるようなことも味わってみてもよいと思う。
 ・たとえそれが、当面必要に迫られた仕事ではないとしても、それを行うことにより、人生の何ものかを会得することもあるであろう。
 ・だからそれは、ムダにしてムダにあらずというか、やがて役に立つムダであるという見方もできるのではあるまいか。

3)謙虚、素直、反省の伴わない意欲は失敗に繋がる
 ・何事を行うにしても、意欲をもつということは大切である。
 ・意欲なくしては進歩も成功もありえないといってもいいであろう。
 ・しかし、意欲をたくましくしすぎると、これは往々にして成功よりも失敗、没落に結びつく。
 ・歴史における、ナポレオンやヒットラーなどはその好例である。
 ・だから意欲を高めてゆく一方で、それ以上に謙虚な気持ちで、素直にみずからを反省するということが大切なのだと思う。
 ・意欲なくして成功はないけれども、謙虚、素直、反省の伴わない意欲は、これは失敗への道につながるといえるのではないだろうか。

4)終生勉強
 ・〝人生は終生勉強である〟このような考えをもたないなら、その人の進歩向上は止まってしまうだろう。
 ・いわゆる大器晩成の人というのは、終生勉強だという考えをしっかりもっている人だと思う。

5)原因はわれにあり
 ・何か事をなして、成果があがらない、うまくゆかないというときには、だれでもその原因をさぐろうとするだろう。
 ・そういう場合、われわれはともすれば、それを他に求めようとする傾向がありはしないだろうか。
 ・たしかにそれも必要ではあろうが、しかし事がならなかった場合、その原因が自分自身にあるということも少なくないように思う。
 ・まず原因はわれにあり、という気持ちで、一度自己反省してみることが大切であろう。


[新装版]思うまま
[新装版]思うまま
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松下 幸之助
PHP研究所
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