春道

 

とか言いながら今日は曇天、たまに薄明かり程度に陽が差す程度だった。

 

しかし、さすがに季節はうつろっていて、底冷えはしない。

 

それゆえ服装に迷うが、気温はそこそこでも多分ちょっと肌寒そうと思い冬の装いで飛び出した。

 

結果的には正解だったのだけど、多分もっと最適なものがあったはずだ。

 

また少しずつウェアも揃えていこう。

 

 

さて、昨日は雨だったのでこの週末走ったのは今日のみ。

 

ある程度距離は走りたいが、そこまで長距離でもない。

 

100km前後走れれば良いかなと思い、絶妙に行ったことのないエリアにあまり通ったこのない道を通ってみようとてルートを選ぶ。

 

街中ではなくサイクリングロードを中心に走ることに。

 

私はよく荒川沿いのサイクリングロードを走るのだけど、考えてみると完全にトレースして走ったことがない。

 

Youtubeでも通称荒サイを走る動画があるが、わかりやすいようでわかりにくいと言われているようだ。

 

あまり走ったことないエリアを私も行ってみようじゃないか。

 

一応目的地も定めていざ出発である。

 

 

  やっぱりGoogleマップにやられる

 

途中まではよく走っているのですいすいと漕ぎ進める。

 

彩湖沿いの道もスイスイ進みながら、割とゆったり目のライドだ。

 

こんな感じで行ければ今日は快適ゆるぽたかしら、なんて思っていた矢先にとんだ罠が待っていた。

 

 

素直にGoogleマップにしたがって走りつつ、要所要所では案内図もあったのでそれにしたがって走っていたのだけど、その道中様々な趣味に興じる人たちがおり、それはそれで面白い。

 

野球やサッカーなどはよくあるが、ゴーカートに飛行機のラジコン、パラグライダーに田んぼ沿いの水路での釣り人、存外いろいろのスポットがあるものだなと関心しながら走る。

 

一応ここのルートも荒サイらしいが、ただのせこ道みたいなところを縫うように走り抜くのもなかなか面白い。

 

私は田舎風景が好きなので、楽しめて走れた。

 

 

しかしだ、いよいよ田んぼ道に入り込むと、ちょいちょい袋小路に迷い込む。

 

ちょっとの分岐を間違えてしまい、進むと行き止まりだ。

 

都度地図を見て補正はしていくが、それがしばしばなのは私の迂闊さもあるんだが。

 

田んぼの真ん中を走っている際に、曲がろうとしたら砂利にタイヤを取られスリップ、なんとか転ばずに踏みとどまったもののその際に内股を強打。

 

股間でないだけ良かったが、これが後々まで禍根を残すことに。

 

 

そこからもしばらくは迷走が続くのだが、極め付けは完全な砂利道ルートに導かれたことだ。

 

地図のルート案内に従って走るのだが、どう考えても疑念が生じる方向へ導かれる。

 

ゴルフ場の脇道みたいなところから、一気に舗装されていないルートが登場。

 

いうてもちゃんとしているのかしらと思っていたら完全に畦道で、路面は砂利と砂で整備もされていないからボコボコ、昨日の雨のおかげで水たまりも散財しており走りにくいとかいうレベルではない。

 

そもそもロードバイクのタイヤはこんな道を走ることを想定されていない。

 

それでもある程度進んでしまったのでもういくしかない!と走り続けることやく20分くらい。

 

ようやく舗装された道路に出て、他の自転車乗りの人を見かけた時のあの安心感よ。

 

春らしく菜の花が咲き乱れていた。

春らしい風景だぜ、とか思いながらも、それよりも普段体感しないレベルでの凸凹に当てられた我が愛車のコンディションの方が心配だ。

 

私自身、かなり神経を使って走ったので、メンタル含めて思った以上に消耗している。

 

それに、菜の花の匂いって正直あんまり芳しくないというか、麗しくないというか、いい匂いじゃないよね。

 

癒しにもなりゃしない。

 

それはともかく、これ以上道は違えないとて改めて舗装路に復帰し、今日の目的地を目指す。

 

目指す道中、すでに腹は減ってしまったので昼食を摂ることに。

 

 

 

  今日のラーメン:青竹手打ちラーメン 龍亭

 

本当は別の店へ行こうと思ったのだけど、そこが休みだったのでその近くにあった店にふらりと立ち寄る。

 

駐車スペースは一応あるが、かなり狭小、なんなら一見さんお断り的な圧も感じないではないが、私はそんな圧には屈しない。

 

入るとそれほど広くない店内はほぼ満席状態で、地元の家族らしきが占拠している。

 

スキンヘッドでガタイのいい、ちょっと強面な店主とバランスをとるように愛想の塊のような女将という組み合わせ。

 

人生の妙を感じるところだ。

 

かろうじてカウンター席が1席空いていたのでそこに陣取って、例によって塩ラーメンと餃子を注文。

 

 

それほど待たずにまず供されたのはラーメン。

 

自家製麺ということで、ちぢれ気味のちょい太めのひらめんだ。

 

スープは透明のあっさり系、好きなやつだ。

 

個人的には麺はもう少し細い方がこのスープとは絡みやすいのでは、と思わないではないが、全体的にはいい感じ。

 

品がいい。

 

チャーシューは肉感のしっかりしたタイプで、あっさり目の中にあっての存在感よ。

 

 

少し遅れて餃子が到着。

 

ちょっと冷凍っぽさはあったが、野菜がしっかりと残っており、思った以上に餡に味がついていたので、醤油などはなしでいけそうだ。

 

こちらも好きなタイプだったので、ここは当たりでしたね。

 

水をきゅっと飲み干して一旦舌をリセットしてまたスープをすすり、餃子を貪っているうちに完食。

 

機会があったらまたこよう。

 

 

  目的地到着、そして帰路

 

ラーメン屋を後にして、目的地を目指しながらそこで缶コーヒーでも飲みながら休憩しようかしら、なんて思っていたが、その機体は儚くも砕け散ることに。

思った以上に何もなかった。

 

なんなら自転車道は工事中で通行すらできない。

 

もっと公園っぽい感じをイメージしていたが、全然ちがった。

 

仕方ないので、帰路につきながら休憩場所を探すことに。

 

 

しかし、どうにも今日は足が重い。

 

前半でストップ&ゴーの繰り返しが多かったし、ガタガタ道もあったので思った以上にしんどかった。

 

そして後で気づいたが、サドルのネジが緩んでおりセットポジションがずれていたこともあり、せっかく快適になっていたポジションが乱れていたらしい。

 

休憩中にネジを締めなおして、セットしなおしてみたりね。

 

それでも帰りの足は重く、ちっともスピードが出せずに呻吟しながらなんとか家に着いたのであった。

 

 

走行距離は104km、平均速度20km/h、平均パワー78w、消費カロリー1600kcalであった。

 

数値的にはそんなに負荷はなさそうだが、なんか疲れたんだよな。

 

 

  色々メンテナンス

 

今日は図らずも未舗装の泥道も通り、セットも気づかずに乱れていたこともあり、帰ってシャワーを浴びたのち、掃除とメンテナンスをすることに。

 

チェーンの掃除は有機溶剤も使いながらしっかり行い、車体もしっかりと拭き、タイヤも濡れタオルで吹き上げる。

 

タイヤも外してやったのだけど、そうしたらリアディレイラーのところもネジが緩んでいたので締め直す。

 

もう少しちゃんとメンテの仕方も覚えないとな。

 

昨日輪行バッグへのしまい方も練習したので、ある程度大きなところはできるようになってきた。

 

それでもまだまだ知識不足も満載なので、勉強していきたいところだ。

 

また、いい加減私もいい歳なので体のメンテもしないといけないわけだが、最近では手首にテーピングをしている。

 

ハンドルからの衝撃で結構肘まで痛くなることもあるのだけど、このテーピングひとつでかなり軽減されるのだ。

 

もしライド後に腕周りが痛い人にはおすすめである。

 

 

自転車自体も綺麗にしたので、引き続きフィジカルもマシンも強化していきたいところだ。

 

いい季節はこれからだ。