3月、晴れ。花粉、やばい。

 

週半ばには雨に見舞われても、最近では週末は概ね晴れている。

 

今週も晴れだ。

 

しかし、先週は牛久まで往復約160kmのロングライドをしたので、今週は少しゆったり目に走ることに。

 

あまり遠くへ行くよりは、ちょっとフォームチェックなどもしながらゆっくりと走りたかったので必然近場になるが、そうなるとあまりいったことないエリアってどこだろうか・・・と思案した挙句、ちょっとした公園地になっているエリアへ行くことに。

 

いつもはその先、もしくはその手前までと、絶妙に通り過ぎているエリアだったが、見るとあちこち寄り所もあるので、こんなテンションにはちょうどよかろうと。

 

いつも通りに起きていそいそと準備をすると勇んで外へ飛び出した。

 

 

  山沿いをゆるゆる

 

片道でゆっくり漕いでも2時間もあれば着くような場所だったが、迷うのは嫌なので普段通らない大通りを行くことに。

 

あるあるだが、地図で見るとまあまあ大きそうな道でも、いざ行ってみると結構狭かったり、交通量に道幅が見合っていないケースが結構ある。

 

土曜日とあって流石に車も多いわけで、結構長々と車列が連なっていたが、合間を抜けながらスイスイ到着。

 

 

ちなみに行ったのは東村山市の狭山湖付近の公園地帯だ。

 

ほとんど調べずに行ったのだけど、山沿いなので緩やかな傾斜となっており、またランニング兼サイクリング路も整備されている。

 

降ってくる人とすれ違ったり、公園エリアでも自転車乗りをよく見かけた。

 

そこからさらに奥地へ向かうと急に交通量も人気もなくなる。

 

道沿いには昭和の香り漂うホテルがいくつかあったがもれなく閉鎖されていた。

 

看板のフォントや佇まいが妙に味を醸している。

 

またホテルだけでなくカラオケを備え付けた宴会場のようなものや、娯楽施設のようなものもただただ朽ち果てるのを待つしかないかのような時代に取り残された感がなんとも切ない。

 

この辺りは小洒落た建物も多くあり、きっと90年代にはバブル に湧いていた頃には別荘を建てる人もあったのだろうか。

 

湖に沿うように道があり、そこをゆるゆると走る。

 

起伏に富んでいるが、自転車で走る分には快適な刺激だ。

 

ランニングしている人も割といたが、このコースはランニングにはちょうどいいトレーニングになりそうだ。

 

 

そんなことを考えながら走っていると、少しく開けたところに出たのだが、そこはお寺があったので少し立ち寄ってみる。

 

少しだけ入って奥までは行かなかったが、なかなか立派な感じだ。

 

また夏頃にきてみよう。

 

ちなみに、そこからは西武ドームが見えていた。

私は野球は全く興味がないのでよくわからないが、Lionsのお膝元なんですよね。

 

ふと思い出したが、小学生の頃に野球キャップが流行っていて、親が買ってくれるというのでその時に選んだのがLionsのキャップだった。

 

選手は1人も知らないし、野球なんて見てもいなかったが、ライオンがかっこいいというだけである。

 

昔から周りの流行りとかそういうものに乗っかることができなくて、しかしそうしないといけないんじゃないかと思っていた学生時代だったな、なんて思ったものだ。

 

そこから解放されたのは大学生になってからだが、果たしてそれが正解だったのかはいまだにわからない。

 

 

ともあれ、そろそろお昼に差し掛かっていたので山を降りて昼を食べることに。

 

 

  今日のラーメン:彩玉軒

 

今日立ち寄ったのは所沢にある彩玉軒というところ。

 

街道沿いにあったのでふらりと立ち寄ってみることに。

 

すでに車が多く止まっており、近くの工事現場から来たのかなという人たちも多くいた。

 

工事現場の兄ちゃんたちが立ち寄る店はうまい、というのは誰かの持論だが、ここもそれだけで期待値が高まる。

 

 

店自体は家族の経営だろうが、金髪と長髪の、一見無愛想な若いにいちゃんがホールだ。

 

しかし無愛想なわけではないのは程なくしれる。

 

私はラーメンと餃子を注文。

 

餃子ってのは店ごとに色が出るからね。

 

厨房には三人いたが、うち1人は奥さんだろうか、化粧っ気はないがこざっぱりした見なりをしている。

 

歳の頃は40代か50前後だろうか、これくらいの年代の小綺麗な女性スタッフのいる店は掃除もちゃんとしていることが多いので信頼できる。

 

 

程なくラーメンが供される。

 

味はオーソドックスな醤油ラーメン、私の好きな少し甘みのあるタイプで、これはすごいぜ!という感じではないが、安心して頼めるタイプだ。

 

近くにあったら通う感じ。

 

少し遅れて餃子も到着。

 

野菜が形を残しているのでシャキシャキ感があり、餡に味もついているので食べ応えもばっちりだ。

 

無闇に肉汁を垂れ流すようなこともなく、町中華の餃子だ。

 

こちらも私の好きなタイプの餃子で、いいね。

 

チャーハンセットと迷ったがこちらで正解であった。

 

 

ちなみに冒頭で触れたホールのにいちゃん2人だが、おそらく兄弟なのか、雰囲気も似ている。

 

高校生くらいなのかなと思うが、ハキハキと接客して声の出し方も柔らかく、丁寧である。

 

そんなにニコニコと愛想を振り撒くわけではないが、ちゃんとしているし、言葉も丁寧で口調も柔らかい。

 

こういう若い子を見ると急にいいやつに見えてしまうところがあるが、すごく感じのいい店でしたね。

 

 

お腹も満たされたので、今日は早々に帰路に着いた。

 

 

  基礎力は上がったっぽいが体力の課題はやはりあり

 

帰りは概ね勝手知ったる道だったので、体感的にはめちゃくちゃスムーズだった。

 

そもそもそんなに速度も出していないし、馬力もかけていないのでとても楽々と快適に漕いでいるかんじだった。

 

気がつけば家路についており、ゆるゆるライドになってよかったね。

 

距離は64km、平均速度19km、平均パワーは87wで1070lcalの消費だった。

 

せいぜい50kmくらいかと思っていたが、それなりには走ったか。

 

 

しかし、いかんせん花粉症である。

 

今日は時間が短かったので耐えられたが、帰り道はくしゃみと目の痒みがいよいよ到来だ。

 

私はまだ世間で花粉症というものがそこまで認知されていない頃からの長い付き合いだが、当時薬を飲んだら口は乾くは眠気はひどいわで、花粉症の症状以上の苦しみを味わって以来花粉症薬というものを服用したことがない。

 

しかし、こうして自転車に乗るからには花粉にさらされる。

 

どれだけマスクをしようが何をしようが、あんな細かな粒子に対抗できるはずもない。

 

帰ってきてから目と鼻を一生懸命洗ったが、痒い、くしゃみは止まらない、鼻水はズルズルだ。

 

これは流石に対策しないといけない。

 

 

数十年ぶりに薬も買ってきて、マスクは厳しいがスポーツ用のやつも買ったので、これらでせめて対策していこう。

 

ほんと、これだけはどうしようもないな・・・。

 

 

ちなみに、花粉症もあってか、本当は帰ってから所用を済ませようと思ったのだが急激な眠気に襲われて、結局2時間弱寝てしまった。

 

ゆるゆるライドのつもりだったが、思ったより体力は使っていたらしい。

 

確かに、これまでよりも休憩時間も取らずに走り続けていたからな。

 

まだまだ鍛える余地は満載である。