晴れた日は書を捨てて、街に出よう

 

以前土日は雨でいいやん、と思っていたこともあったが、今はやっぱり晴れた方が好きだ。

 

何せこの時期に雨の中で自転車なんて乗ったら寒い。

 

ただでさえ寒いんだからせめて晴れてくれないと。

 

それはともかく、今日はアップダウンもあるであろうエリアを目指すことに。

 

最近色々と自転車関連の情報サイトだったりYoutubeだったりを見ているんだけど、その中でいわゆる自転車乗りにとっての名所みたいなところが方々にあることもわかってきているので、そこに行ってみようというわけだ。

 

そこでこの週末は津久井湖というところを目指すことに。

 

少しく山間にあるので、アップダウンは必至だろう。

 

以前に田町方面には行った頃があるのだが、その道中死ぬほどアップダウンを喰らって死にかけたのだが、今も生きている。

 

じゃあ、大丈夫か。

 

 

  えらいこっちゃな道中

 

そんなわけで勇んで飛び出したわけだ。

 

今日に備えて昨夜は早く寝たのだが、なんだかぐっすりとは寝られずどこかもうもうとしていたのだが、そのせいかなんだかペダルが重い。

 

ご飯もしっかり食べたのだが。

 

しかし、走り出したら止まらないぜ、土曜の夜の〇〇さ。

 

自分の名前が意外と語呂よくはまりそうだったので一応伏せておこう。

 

しばらく走っていたらだいぶ体もあったまってきたので、少しずつ慣れてきた。

 

ところがそこでまた別の問題が。

 

足先が異常なまでに冷たいのだ。

 

新しく買った靴の具合がまだ足にマッチしていないために締め付けられているのか、血液が通っている感じがしない。

 

少しだけ道端で靴をぬいで温める。

 

だいぶ血流が戻ったところでコースへ戻る。

 

 

初めていくところはGoogleマップを見ながら進むのだけど、地図上で見る道と実際の道がイメージと違うのはよくあるし、思った角度で展開していないことも多いので、結構迷ってしまうのだけど、今回はなかなか痺れた。

 

当初想定していたルートでは、いうてもそこまで起伏もないだろうと踏んでいたのだけど、突然凄まじいまでの下り坂に突入した。

 

重力加速度に従って気持ちよく降っていくのと裏腹に、私の不安は募っていく。

 

これ、この分登るのかしら・・・。

 

 

登るのだった。

 

下りが終わると今度は登りが現れるのだが、傾斜きついし長い。

 

だってあれだけ下ったものね。

 

少しだけ救いだったのは、登りながらもたまに下りがあるのだ。

 

だが、考えてみればもうくだらなくていいから何度も登らせないでほしい。

 

途中で同じ方向に登る人がおり、その人を追い越すくらい頑張った。

 

ぜいぜいいいながら意地でも足をついてたまるかと頑張ったが、あまりに頑張るのに必死で本来曲がるべきところを通り過ぎていた。

 

なんか思っていたのと違う道だし、看板は目的地の先にある土地を示しているので、これ・・・すぎてる?と地図を見返すとすぎていた。

 

そのまま先に進んで折り返すという手もないわけではないが、ちょっと体力が尽きていた。

 

少しだけ戻って本来の道に戻ったが、結局鬼ほど傾斜していたので少し歩いてしまった。

 

無念。

 

 

そしてなんとか目的地に到着。

津久井湖の番人、かしらんが、偉人らしき銅像に挨拶をして、早々に店屋を探す。

 

私の自転車移動の先にはラーメン屋がなくてはいけない。

 

調べると、少し行った先にラーメン屋があるようだ、行ってみよう。

 

と、ものの5分でついたのはおっちゃん一人でやっているプレハブみたいなラーメン屋。

 

着くと店先で客のおっさんがタバコを吸っている。

 

カウンターのみの狭い店、悪くない。

 

ラーメンと餃子を頼むと鉄板に乗った状態で餃子が出てきて、意外と洒落ていた。

 

味はまずまずだが、私の好きな感じだ。

 

この感じがいいよね。

 

どうせまた鬼のような坂をのぼり下りするのだから、栄養は摂っておかないと。

 

 

飯を食べ終えると、ちょっと気が思いが行きとは違うルートで行くことに。

 

ここは当初通ろうと思っていたルートなのだけど、こちらは多少の上りはあるが、ぬるいものだった。

 

すでにかなり削られている私の足にはそれでもまあまあ来るのだけど、それでも全然楽勝だったぜ。

 

ちょっとだけ、強がったぜ。

 

とはいえ、あの鬼のような上り下り、そもそも望んでもいなかったので、ちゃんとこっちを通りたかった。

 

どこで間違えたのか、もはや思い出したくもないが、いい練習になったと思っておこう。

 

 

そこからは街中を直走るのだけど、思ったよりもペダルも回ったね。

 

しかしだ、油断は禁物だ。

 

土曜日ということもあって車も多かったのだけど、車列の隙間から車が曲がってきてあわや衝突寸前。

 

死ぬ間際はスローモーションになるとよく言われるが、全然リアルタイムに時間は経過しているが、思考だけは凄まじく駆け巡る。

 

ブレーキはフルフル弾いたがこれではぶつかる!アカン!!!!

 

寸でのところで自ら転ぶことで衝突が回避、膝を軽く打ったのと、ハンドルがちょいと曲がったが大事には至らず。

 

運転手のおっちゃんも出てきたが、OKOK!と言って自転車を直している間にいつの間にかいなくなっていた。

 

図らずもハンドルの修理も身につけて、改めて帰路に着く。

 

そこからは快適な平坦ルート、マジで行きの道で変なところで曲りさえしなければ今日はとても快適だったはずなのに。

 

 

気がつけばいつもの道にいて、気持ちよく飛ばして帰ってきた。

 

距離は113km、平均速度は19.7km /hと、思ったより平均速度は落ちていなかった。

 

 

  油断大敵、Do Safetyが大事だ

 

私はかつて自動車免許を取る際の診断テストで、「重大事故を起こす可能性がある」と診断されたことがある。

 

実際に車に乗っていた頃には何度かやばい瞬間はあったが、幸い重大事故は起こすことはなかった。

 

最近自転車に乗るようになり、できるだけ気をつけているつもりだったが、今日は反省が多かったな。

 

そんなに無茶な飛ばし方もしていないし、無茶な運転もしていないつもりだったが、今日は油断していたこともあって危うくという瞬間もあった。

 

まあ、一番の事故は上り下りルートを選んでしまったことかもしれないが、いずれにせよ安全第一だ。

 

明日は雨なので、色々メンテナンスしながら過ごそう。

 

 

酒飲んでゆっくり寝よう。