いい天気の土曜・・・そうだ、遠くへ行こう!

 

先週は雨に見舞われたが、今週は気持ちのいい冬晴れ。

 

寒い、しかしいい天気だ。

 

この週内にも夜走ろうかしらと思ったのだけど、いかんせん冷え込みがエグくて、さすがに厳しかったのでこの週末を待っていた。

 

昨日は酒も飲まずに早く寝て備えた。

 

朝は7時に起きて飯を食う。

 

新たに仕入れた冬用ウェアを着込んで準備万端だ。

 

 

土日のどちらかはとにかく長く走ろう、基本的には100km以上と決めているのだけど、そうなるとルートが難しい。

 

いつも同じルートを走っているとやっぱり飽きてしまうので思いつきで曲がったりするのだけど、分けのわからない分岐に突っ込んで迷子になることもしばしば。

 

ここはどこだ!?と地図と睨めっこしている時間が無駄でしかない。

 

なので、こうして遠出をする時にはしっかりと目的地を定めておく。

 

 

で、今回はどこに行こうかしらと思案した挙句、まだ自転車で行っていないエリアへいくことに。

 

そこはかつて私が住んでいたエリアだ。

 

私は大学入学とともに関東地方に舞い降りたのだけど、当初は大学の近く、その後少しずつ登っていって、というほど段階を踏んでいるわけではないが、それぞれ5年以上は住んでいたので久しぶりに行ってみることに。

 

特に最初に住んでいたところは気がつけば10年くらい間が空いている。

 

きっと様変わりしているところもあるだろうと思いつつ、思い出の彼の地を目指す。

 

 

  街の中を直走る

 

今回はほぼ街中の道を直走ることに。

 

昔ながらの街道は流石に車も人も多いし、道も悪い。

 

一方で新たに区画整理でできた道は広くて車も少なくて道も綺麗でめちゃ快適。

 

なんでこんなところにこんな広い道路を作ったのかと思うくらいだ。

 

そんな道だが、新卒の時によく車で走り回ったな、と思いながら当時の記憶と付き合わせながら走るのだけど、流石に10年も経っていれば様変わりもしており、当時建設中だった建物も出来上がっているし、何度か行った店がなくなっているし、いつの間にかめちゃ綺麗になっている建物もあったりと、そうしたものを見ながら一方で変わらずにあるものも面白い。

 

ていうか、新しくなっているのは大体官公庁の建物だ、税金の無駄遣いしやがって。

 

まあ、私はこのエリアで税金払ってないけど。

 

 

そんなことを考えながら気がつけば一つ前に住んでいた家のエリアに到着。

 

がっつり住宅街で、静かで穏やかで、ちょっと足を伸ばせば大きなショッピングモールもあるという住環境としてはとてもいいエリアだったが、その空気感は相変わらずだ。

 

私が住んでいた建物も残っていたのだけど、前は目の前が駐車場で開けていたのがよかったが、新た背の高い建物ができており、すっかり圧迫感を受けていたね。

 

当時たまにゆるゆる言っていた近所の公園で一旦休憩していたんだが、近所の家族連れが穏やかな休日を過ごしている。

 

平和だ。

 

そこから再び自転車にまたがり改めて目的を目指す。

 

途中の街道沿いの店店も、当時からあるところもあればもうなくなってしまったものもあり、当時の思い出も蘇る。

 

 

そこから1時間ちょっとで一旦のゴール地点の街に到着。

 

ここは私が大学時代〜新卒時代に過ごしたエリアだ。

 

ここも駅からは遠いが、周辺環境はとてもいいエリアだったな。

 

当時人生で初めて彼女もできて、よく一緒に過ごしたものだ・・・懐かしいな。

 

バイトもしていたし、そんなにあれこれやっていたわけではないがなんだかんだ色々と思い出があるものだ。

 

最初のバイト先の店は無くなっていた、初めてプロレスを生観戦した会場はめちゃくちゃ綺麗に大きくリニューアルされていた。

 

そのほかの街並みはあまり変わっていなかったね。

 

通っていた大学の周りを少し流して、奥まった方面へ向かいそこで昼を食べる。

 

 

私は大学時代は思春期をさらに拗らせており、いわゆる大学生らしいキラキラした生活は送っていなかった。

 

基本的には一人でいたし、在学中は彼女もいなかった。

 

友達は少しだけいたけど、中庭で一人で缶コーヒーを飲みながら音楽を聴いている時間が至福だったのですね。

 

その後ラーメン屋でバイトを始めたのだけど、その思い出の方が圧倒的に多い。

 

ちょっと変わり者の大学の先輩、消防士を目指すフリーター、ヤンキー、外国人留学生、県下一偏差値の低い学校に通う女子高生、元医学部なのにすっかり落魄れた50過ぎのおっさん、オタク、アイドルと、実に多様な人々がいたのだが、客層も大学生やサラリーマンからヤンキー、ギャル、電波系のおっさんに水商売のオネェさん、外国人観光客と、深夜帯に働いていたのでいろんな人が来たよね。

 

この経験は結構今でも残っていて、楽しかったのよね。

 

当時の仲間とはすっかり疎遠になってしまったし、バイト先の店は無くなっていたが、それでも思い出は残るものだ。

 

また深夜の飲食店のバイトとかしてみたいと思うものな。

 

思い出というのがさまざまな文脈に紐づいているものでもあるので、当時を辿るとそれにまつわる思い出たちもたくさん出てくるものだ。

 

 

そこから帰途になるわけだが、行きと同じではつまらないのでまた違うルートを選ぶ。

 

ここに住んでいた当時によく通った道を辿るのだけど、なんだか懐かしいね。

 

さらに辿っていくと、また新卒の時に通った道道に出会いつつ、ああここ通ったな、ここで飯食ったな、とか色々と振り返ってしまったね。

 

あの頃の自分から今の在り方はなかなか想像できないが、たまにはこうして振り返るのも面白いものだ。

 

 

行きはわずかながら追い風でもあったので思ったよりもスイスイと進んだが、帰路はさすがに疲労もくる。

 

ただ、足よりも肩や腕のダメージが大きくて、やっぱり筋トレ必要だなと思うよね。

 

栄養補給もしながら後半には再び盛り返しながら無事帰宅したのであった。

 

思ったよりも体力的にはゆとりもあったし、走ろうと思えばまだまだ走れるくらいだ。

 

ただ、ダラダラ走っても仕方ないので、ここはスピードアップの課題も見えてきたのでまた頑張っていこう。

 

帰りに自転車屋に乗り、少しだけメンテナンスして帰ってきた。

 

疲れた。

 

 

今日は135km、平均速度は19.7km/hだった。

 

やはり速度も課題だ。

 

 

  快適なサイクリングライフのために

 

今日は初めていくエリアもさることながら、新しいウェアを身に纏って飛び出たのだが、安いものであったがサイズ感もぴったり、保温性も防風性能もバッチリで、思った以上に良かった。

 

慣れもあったにせよお尻は全く痛くなくなったし、ダンシングもなんとなくコツを掴めたのか、特に上り坂では強力な武器となった。

 

スポーツの面白いところの一つは、こうした成長が明確に自覚できるところである。

 

歳をとると物覚えも悪くなるし、過去の栄光につい縋りたくなるけど、それじゃダメなんだけど、そうでもしないと自信が保てないのが中年の苦闘よ。

 

でも新規領域でちょっとずつでも成長が見えれば、自信になりますからね。

 

今日は全身に湿布はって、気持ちよく酒飲んで寝よう。