先週の日向灘の地震を受けて、気象庁が1週間以内に南海トラフ大地震が発生する確率が高まったと発信したことで世間には謎の予知が溢れている


2018年に謎の未来人が書いた「2024年の8月14日に南海トラフ地震が起こります」ってツイートが掘り起こされてたり、全く根拠なく「8/10に巨大地震きます」と書かれていたり


ちなみに自称未来人が過去にツイートしたオリンピック開催地の予言は外れまくっており彼が未来人であることは否定されている


中には変わった形の雲を見つけて「地震雲かな」と書いた人が新聞の取材を受けて謝罪させられるというとばっちりも発生している

こんな他愛もない呟きで大騒ぎして謝罪を求める記者も世間もどうかしていると僕は思う


仮に指定した日に地震が来なくても、自称未来人たちは一切ダメージを負わない

せいぜいアカウントに「来ねーじゃん!」と文句がくるくらいだろう


なぜなら彼らの投稿は匿名であり、誰かから金銭をもらって予言ツイートしたわけでも何らかの契約を交わしているわけでもないからだ

そういう意味では正しい情報を発信する義務もないのだから文句を言う方がどうかしてる


当たったら俺スゲーくらいの軽い気持ちでツイートしているのだ

彼らの無責任なツイートにむやみに心を乱すだけ損である



ちなみに、世の中には謎の予言を繰り返し取り上げ不安感情を煽っては外しまくっているけど特にお咎めもなくしれっと発刊し続けている毛むくじゃらの心臓を持つ雑誌が存在する

言わずとしれた月刊誌ム○である


ム○は一冊あたり900円前後で販売されている月刊誌である意味正しい情報を伝える責任があるのだが、ム○は巷の怪しい情報を集めて発信しているだけなのでそういう意味での責任は果たしてると言えなくもない


彼らの(取り上げる)予言はことごとく外れる

ム○の言う通りに災害やら何やらが起こっていたら世界は過去数十回は滅亡している

「20XX年○月△日に何かが起こる!」と大々的に煽っておいて、○月△日に何も起こらなくても、翌月には何事もなかったのように未確認生物やらAIの反乱やらの話題で盛り上がる

過去など振り返らない

彼らの興味は常に未来やまだ見ぬ未知の生物に向いている

月刊厶○とはそういう雑誌である


でも月刊厶○を愛読している人々もそんなことは百も承知で読んでいるのだ

彼らも求めているのは一時のスリルであり、実際に何も起こらなかったら起こらなかったで何事もなかったかのように次の人類滅亡ネタを探す

ちなみに次は2025年に日本は滅亡するらしいが、多分滅亡しない

逆に滅亡しなかったとしても、「このブログ書いてる人が言ったこと当たってる、スゲー!」とはならない

つまりはそういうことだ


世間に溢れる無責任な予言や予知もそういう姿勢で受け流せばいいのではないでしょうか