僕はスーパー銭湯が好きだ

いわゆる銭湯ではなく、湯船が何種類もあって施設内に食事処やゲームセンターがあって、入場料がおおむね800円くらいかかるスーパー銭湯が好きだ

こういうことを書くと真の銭湯好きからバカにされるかも知れないが、好きなのはスーパー銭湯なんだからしょうがない


始めてスーパー銭湯に入ったのは僕が大学生の時だったか

数少ない友達と一緒に大学の近くの寂れたスーパー銭湯を訪れて衝撃を受けた

こんな温泉みたいな楽しい風呂があるのかと

施設内で一日過ごせるじゃないか

以来地元のスーパー銭湯は行き尽くしてきた

なんならちょっと離れたスーパー銭湯も行ったし出張先では敢えて近所にスーパー銭湯のある宿泊施設を選んだりしている


そんなスーパー銭湯(一部普通の銭湯にも共通するが)には知られざる御法度がある

湯にタオルをつけちゃいけないとか、泡がついたまま湯船に入っちゃいけないとか、今更言うまでもないような御法度ではない

手前味噌ながら盲点とも言える御法度を3つくらい例示し、注意喚起をしたい


今日はその記念すべき第一回だ


  一、幼女と入る時は野郎どもの視線に気をつけるべし

僕には娘が3人いる

一番上の娘は2歳くらいから連れ回したこともあって僕と同様スーパー銭湯好きだ

昔はスーパー銭湯に誘うと「おおきいお風呂だー」と喜び勇んでぴょんぴょんはねながら付いてきたものだ

今はもう小学生なので一緒に入れないが、当時妻に口を酸っぱくして言われたことだ

「男湯ではロ◯コンどもの視線に気をつけろ」


ロ◯コンというと、性的対象になるのは若くても高校生くらいだと思っていた当時の僕


僕「いや、だって□□(長女の名前)は3歳だよ?そんなの変な目で見ないでしょ」

妻「世の中のロ◯コンなめたらあかんで。やつらの大半は幼稚園児からそういう目で見てるから」


自分で言うのもなんだが、うちの子は可愛い

可愛いけど、そういう女性的な可愛いじゃなくて小動物的な可愛いなので、まさかそんな対象になるとは思ってなかった


しかし、ある日娘と銭湯に行った時はひたすら娘の姿を追う男に気づいた

歳は40中頃、少しぽっちゃり系の色白の男だ

妻の忠告があったので下半身はタオルで隠していた

のだが、湯船に入る時は当然タオルを取らなくてはならない

その瞬間を狙うようにじーっと娘を見ているのだ

今思うともしかしたら上半身を見ていたのかもしれない

僕は慌てて男と娘の間に入り、代わりに僕のぷりっとしたお尻を見せつけながら娘を湯船に入れた

何気なく振り返ると男は既にこちらを見ておらず、別の幼女の姿を目で追っていた


もちろんスーパー銭湯にいる男ども全員がロ◯コンだとは思わない

しかし、ひとたびこういう野郎に出くわすと、もう誰も信用できない

以来娘を守るためにもスーパー銭湯にはほぼ一人で行くようになり、幼女を凝視するロ◯コンには、代わりに僕のぷりっとしたお尻を見せるように心がけている


スーパー銭湯を「おっきいおふろー」と喜んでいた娘には申し訳ないが、これも娘を守るためだから仕方ない

僕と同じく年若い娘を持つお父さんたちはくれぐれも気をつけていただきたい

そして御息女を凝視するロ◯コンを見つけた際には、ぜひとも自慢のお尻を見せつけていただきたい