僕はヒノキ花粉アレルギーである
一般にスギ花粉の飛散時期は2月中旬から3月下旬で、ヒノキ花粉は3月中下旬からGW過ぎまで飛び続ける
スギもヒノキもヒノキ科の樹木なので、血液検査では片方上がっていれば大抵もう片方も上がってくるが、スギ花粉がメインの人はスギの抗体価がより高く上がってくる
僕はどちらも高いがヒノキの方が高いのでヒノキメインの花粉症だ
実際症状もこの時期の方が強い
ここ数年は割と症状落ち着いており、年取ったから治ったのかな?と思っていたが考えが甘かった
4月冒頭から水様性鼻汁がズビズビである
医者のくせに薬も飲むのが億劫なので受診すらしていない
病気が病気ならお医者さんにすごく怒られるやつだ
周りを見るとスギ花粉症の人が圧倒的に多いので、みんな花粉の時期は終わったとばかりに晴れやかな表情をしている
スギ花粉症のある人の多くがヒノキ花粉にも〜なんて言われているが実際にはスギ花粉の時期が過ぎればそんな感じである
ニュースでは申し訳程度にヒノキ花粉の飛散状況も放送してはいるがどこか他人事感が否めない
この世に仲間はいないのかと絶望感を感じている時にヒノキ花粉症の患者さんに会うとそこはかとない親近感を覚える
相手からしたら「こいつ何ニヤニヤしてんねん」という感じだろうが
日本ではシダキュア®というスギ花粉症の特異的治療薬を保険適応で処方できる
ダニによる通年性アレルギーに対してもミティキュア®という治療薬が存在しているが、ヒノキに対する治療薬は、少なくとも日本では普及していない
マイノリティが故の宿命である
ちなみに両者の語源は、スギが英語でcedar、ダニが英語でmite、それぞれを治す(cure)ということでシダキュア®、ミティキュア®らしい
ヒノキはそのままhinokiらしいから、もし舌下免疫療法薬ができたらヒノキュアかな
なんかプリキュアみたいだ