買ったら下がり、売ったら上がる。どうすればいい? | 松下誠の投資家を元気にするブログ

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今、最も支持されているカリスマトレーダー松下誠が、毎日の市況やトレードの心構え、資金管理やルールなど、実践に即して相場を語ります。毎日のメンタルコントロールに最適です。

おはようございます、松下です。


昨日、毎月恒例となっている
Zoomによるオンライン個別銘柄相談会を
開催しました。


相変わらず参加者も多く、
全国の大勢の投資家の、
悩みや相談に乗りました。


昨日もスペインバルセロナから
参加の人もいましたよ(笑)。


20数名からいただいた相談の中に、
3、4名から、

「買ったら下がり、売ったら上がる。
どうすればいいんでしょうか?」

という相談をいただきました。


初心者投資家あるあるですね。


自分の部屋に監視カメラでも
あるんじゃないかとか、


買おうと思った時に、
売ったら儲かるのかと
思うんですよね。


これをやっても儲からないんですが・・・


この、
「買ったら下がり、売ったら上がる」
という現象は、何を学んで、
どんなに技術が上がっても、
ずっと続きます。


問題はそこではなく、


「買ったら下がったけど、
それは一時的で、その後上昇し利食いした。」

「売ったらさらに上がったけど、
自分の利食いはそこが適切で、
最終的に利益は積みあがっている。」

という状態になることで、
問題ではなくなるのです。


価格は常に、小さくも大きくも
上下動します。


常に上下に動くのですから、
買えば下がるのは当たり前で、
売れば上がるのも当たり前です。


加えて言うと、
買えば上がるのも当たり前で、
売れば下がるのも当たり前なのです。


問題は自分の売買や戦略にとって、
節目となる価格まで上下動が続くのかどうか、
分かりやすく言うと、

損切り価格まで下がるかどうか、
利食い価格まで上がるかどうかです。


仮に、買ったら下がったとしても、
損切り価格まで下がらなければいいのです。


このような価格のことを、
俗に節目と言います。


「買ったら下がり、売ったら上がる。」

と嘆いている人は、
自分の節目が分かっておらず、
売買や損益をコントロールできていません。


そんなことは当たり前なので、
さっさとそこを理解して、
次のステージに売買を
進めなければいけないのです。


この節目や、損切り価格、
利食い価格を理解するためには、
トレンドや価格の動き、
戦略やルールを学ばなければいけません。


いつまでも途方に暮れるのではなく、
具体的な理解に進みましょう。


そうすれば、これは単なる
笑い話やポジショントークに変わります。


買ったら下がり、売ったら上がります。


でも利益は上がりますので、
心配しないでください。