いつまで貴重なデータをドブに捨て続けますか? | 松下誠の投資家を元気にするブログ

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今、最も支持されているカリスマトレーダー松下誠が、毎日の市況やトレードの心構え、資金管理やルールなど、実践に即して相場を語ります。毎日のメンタルコントロールに最適です。

おはようございます、松下です。


投資とは、確率の勝負です。


絶対の利益も、
絶対の損失も、
約束されておらず、
不安定なバランスの上で、
利益の側に傾けます。


具体的には、
トータルの売買の中で、
何回利益を上げたかという勝率。


平均の利益と損失の比率であるペイオフレシオ(PR)。
トータルの利益と損失の比率である、
プロフィットファクターなどがあります(PF)。


これらの数字を確認すれば、
この投資家が利益を上げるか、
損をするかは分かります。


これが私が、
「投資は確率で勝つ」という理由です。


全ての投資家は、自分の売買の
確率を知らなければなりません。


これらの確率を知るための材料となるのが、
統計データです。


この統計データとは、
全ての売買の内訳であり、
私が売買履歴として推奨しているものです。


投資が確率で勝つものである以上、
この統計データは最も重要なものです。


この最も重要なデータ、
そのデータから導き出される
勝つか負けるかを表す数字、
これらの全てをほとんどの
個人投資家が持っていません。


売買履歴をつけるのが面倒だという
くだらない理由だけで、
この重要な材料を日々ドブに捨てています。


こんなことをしていては勝てるわけはありません。


私は投資を教えてきた
15年以上一貫して、

「必ず売買履歴をつけて、
 定期的な振り返りを行ってください」

と教え続けてきました。


それでも実際に実行に移すのは、
いつも1~2割程度の人だけです。


いつもこうなのです。


実行に移す人は、
いつか利益を上げ始め、
いつまでも実行しない人は、
損をし続けます。


そこには、投資が確率の勝負であり、
その貴重な材料が、あなたの
売買履歴なのだという、
厳然たる事実があります。


売買履歴は、
あなたの行く末を決する
確率と統計のデータです。


いつまでそれを無駄に捨て続けるのか、
よく考えてください。


売買履歴は、投資を続ける限り、
生涯続く投資家にとって必須の作業なのです。