上手くやるのではありません | 松下誠の投資家を元気にするブログ

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今、最も支持されているカリスマトレーダー松下誠が、毎日の市況やトレードの心構え、資金管理やルールなど、実践に即して相場を語ります。毎日のメンタルコントロールに最適です。

おはようございます、松下です。


今、毎月Zoomを利用した、
オンラインセミナーもしくは
相談会を実施しています。


その中でいただく質問を通して
感じるのは、

「上手くやりたい」

という個人投資家の思いです。


「いいチャンスで買いたい」

「大きく上がる銘柄を買いたい」

「安定的に利益を上げたい」

「損失を少なくしたい」


色々な角度の、
「上手くやりたい」
という思いがあります。


残念ながら、
うまくやれずに、
8割の投資家が損をしているのは、
既にご存じの通りです。


今現在損をしている
8割の投資家が目指すのは、
上手く売買することではなく、
正しく売買することです。


まずは正しく売買できるようになる。
上手く売買するのは、その後です。


正しい売買では、
いつもチャンスが巡ってくる
わけではありません。


ひたすらチャンスを待つ、
忍耐の時が続きます。


正しい売買では、
いつも全ての銘柄が大きく
上げるわけではなく、
下がって損切りになる銘柄もあれば、
小さくしか上がらず、小幅な利益に
終わる銘柄もあります。


正しい売買では、
利益の後に、損失やドローダウンもあり、
なかなか安定的な利益という
わけにはいきません。


正しい売買では、
一定の割合で損切りが発生し、
ダマシにも合い、ドローダウンも
やってきます。


こんな時には嫌な気分になります。
それでもこれが正しい売買です。


皆さんが思っている「上手い売買」とは、
「都合の良い売買」であることが多く、
そんな都合のいい話は、
そうそうありません。


まずは正しく売買できるようになり、
損をしていた投資を、
僅かな利益に変え、
そして徐々に上手い売買を目指します。


いきなり「上手くやる」ことを
目指さないでください。


こういう場合、
大抵失敗します。


まずは地道に、
正しく売買できるようになりましょう。


正しく売買できるようになれば、
自ずと利益が上がり始めます。