キャッチコピーは「人生は冒険だ」。

国外では欧米版のタイトルである『Yakuza: Like a Dragon』としてSteam[4]、更に同年11月10日にはXbox Series X/Sローンチタイトルになることが発表された[5][6]。日本でもXbox series X/Sのローンチタイトルであったが発売直前に延期となった[7]

国内ではXbox Series X/SXbox OneWindows 10Steam版で『龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル』(りゅうがごとくセブン ひかりとやみのゆくえ インターナショナル、英題:Yakuza: Like a Dragon International)が2021年2月25日に発売。PlayStation 5版が同年3月2日に発売。なおPS4版以外は海外版をベースに作られており、PS5版PS4版とのセーブデータおよびDLCの互換性は一切ないため注意が必要である。

PlayStation以外のハードで本編シリーズの最新作がリリースされるのは本作が初めてである。

当初国内からはSteamで購入不可能だったが、インターナショナル版の発売に合わせ販売が解禁された[8]

2019年8月29日UDXシアターにて行われた「『龍が如く最新作』記者発表会」において発表された、『龍が如く6 命の詩。』に続く龍が如くシリーズナンバリング最新作[2]

本作は『6』までの主人公「桐生一馬」に代わり、新たに「春日一番」を主人公としたストーリーになっている[2]。主人公の変更に伴い、タイトルロゴの書体も春日のやんちゃで元気なイメージを表現するために変更されている[1]。また、春日は「『ドラゴンクエスト』が好き」という設定がされており、作中で「ドラクエ」という台詞が度々登場するが、堀井雄二及びスクウェア・エニックス側から許可は得ている[2][9]

本作は2018年11月21日スマートフォン及びPC向けに配信された『龍が如く ONLINE』と並行したストーリーになっており、差異はあるものの春日が沢城の身代わりで警察に出頭し出所後に荒川に撃たれるという基本的な流れは同じでそこから大きく分岐していく(所謂パラレル)が、どちらか片方が正史というのではなく、どちらもその世界の正史という捉え方でいいという[注 1][10]。メインとなる舞台は初登場となる横浜の伊勢佐木異人町だが、恒例となる東京の神室町や大阪の蒼天堀も登場する[注 2][1][11]

今作ではアドベンチャー部分はこれまでと変わらないものの、バトル部分が従来のアクションではなくRPGのコマンド式に変更されている[2]。バトルジャンルの変更に踏み切ったのは、桐生のように力や権力を持たない春日が困難に立ち向かっていくために必要な「仲間」の存在を表現するのにRPGがもっとも適していると判断したからだという[2][1]。シリーズ総合監督の名越稔洋はRPGを押し売りするつもりはなくやはりアクションがあっての龍が如くスタジオ作品という声が多くその声にRPGが答えられなければその時には再びアクションに戻す可能性も述べている[2]

メインゲストとして、俳優中井貴一堤真一安田顕が出演する[2]。また、今作の発表に先駆けて行われた「『龍が如く 最新作』助演女優オーディション合格者発表会」に合格した5名が出演する[注 3]

なお、今作では1作目から登場し続けていた企業であるドン・キホーテは登場しない。

予約特典として、ゲーム販売店舗別(13店舗)にそれぞれ異なる特典が付属される[13]。龍が如くシリーズ恒例のダウンロードコンテンツは今作にも存在する[14]。過去作にもあったクリアデータ引継ぎによる特典は当初存在しなかったが、3月24日に有償DLC「プレミアム・マスターズパック」として発売することが発表され、4月9日に販売(5月6日まで7円、それ以降は980円)された[注 4]

2020年3月、日本を含むアジア地域における累計出荷本数が45万本を突破した[3]

国外版では『1』以来となる英語音声が実装され、荒川真澄をジョージ・タケイ[16]、青木遼をウィル・ユン・リー[17]などの著名な俳優陣が吹き替える。この英語吹き替えはインターナショナル版にて収録される。 今回は難易度の選択は「プレミアム・マスターズパック」適用かつ2周目以降に限定される。