去年夏の高校野球沖縄大会で準優勝を果たした日本ウェルネス沖縄高校の57歳の監督が職場の部下の足を蹴ってけがをさせたとして逮捕されました。

逮捕されたのは日本ウェルネス沖縄高校の職員で野球部の監督を務める五十嵐康朗容疑者(57)です。

警察によりますとおととし9月、北谷町にある野球場で当時、コーチだった20代の男性の左足を蹴りけがをさせたとして傷害の疑いが持たれています。

去年3月に男性から被害届を受けて関係者から話を聞くなど捜査を進め、15日夜、逮捕しました。

警察が詳しいいきさつを捜査しています。

一方、警察は捜査に支障があるとして監督の認否を明らかにしていません。

五十嵐監督は山形県出身で高校時代に選手として甲子園出場を果たし、その後、青森山田高校の監督、部長としてあわせて10回、甲子園に出場しています。

2019年8月から日本ウェルネス沖縄高校の監督を務め去年夏の高校野球沖縄大会では決勝に進出し、準優勝に導きました。

日本ウェルネス沖縄高校はNHKの取材に対し「保護者や生徒には多大な迷惑をかけてしまい大変申し訳ありません。現在、監督の逮捕を受けて学校として謹慎処分にしていて、全貌がわかりしだい改めて処分を検討する」とコメントしています。