ざつ旅-That's Journey- 1

宿取らずに出発するの心配すぎてざわざわする。電車とかも1時間に1本ってあったけど、もっと無かったりするから、ちょっとうっかりしただけで詰みそうで怖いんだよな。あと、表紙のカラー絵と中の印象が凄い違う。見栄えがメインではないコンテンツだとは思うけど
 
仕事が上手くいかず意気消沈する女性漫画家が、旅先で様々な体験をする姿を描くシリーズ第1巻。ようつべでこの本に描かれた場所に実際に行ってみるという内容の動画を見て興味が湧いたので読んでみました。読めば読むほど旅に出たくなりますね。グローバルだ何だと言っても国内にもまだまだ知られざる名所や食べ物がいろいろあるものですね。この本で一番驚いたのは、富山回のバスがワゴン車なところでしょうか。過疎地でバスを走らせるよりもエコで経済的ということなのでしょうか。この作品は折を見て追いかけていきたいですね。
 
既刊9巻。心行くままの旅のお話。女子大生漫画家の鈴ヶ森ちかは気分転換の為に一人旅を計画する。旅をテーマにした漫画というと観光地の案内のように思えますが、この作品は当てのない旅(ざつ旅)の為、名所以外にも穴場的スポットが登場します。当然アポなしなので宿は現地調達になりますが、宿探しを兼ねた旅もまた楽しいものでしょう。各話完結形式の為に大変読みやすい作品です。
 
旅!旅な、ずいぶんしてないな、旅。旅にでる理由も楽しみかたもそれぞれですな。冒頭で「お金がかかる」が前に出ていて、ちょっとやだなと思ってしまった。けど、p48「また、がんばろう」で私の気持ちもすーっと晴れた!これでいい、これがすべてだよなって、そんな風に感じた。
 
女子大学生漫画家が、新しい話のネタを求めて旅行に出るストーリー。仙台には過去自分も旅行にでかけたことがあり、松島や瑞巌寺など当時のことを思い出しながら読みました。使える時間の制限があると行き先は限られると思いますが、続編でどういう場所を旅行するのか楽しみです。また、随所に『水曜どうでしょう』の影響が出ていると感じられ、その影響がこの先の展開にどう作用するのかも楽しみです。