膨大な雑誌のコレクションを基調としており、大宅壮一の死去翌年の1971年(昭和46年)5月17日に開館した。公益財団法人大宅壮一文庫によって運営されている。元文部科学省所管。日本を代表する「非公立」図書館の一つとされている[1]

特色編集

大宅コレクションは週刊誌をはじめとする通俗的な雑誌を、大宅独特の視点と方法により索引づけられている[2](33の大項目・695の中項目・約7000の小項目[3])。件名別、人名別の「雑誌記事索引総目録」が刊行されているが、普通の雑誌記事索引では見られない記事を拾っている。2018年(平成30年)時点で雑誌約1万種類、78万冊、現在刊行されている雑誌だけでも1000種類を収蔵している[1][4]。1874年(明治7年)に慶応義塾出版社から出版された『民間雑誌』など、明治や大正に創刊された雑誌の「創刊号」も保管されている[5]

索引データベースの作成は常勤職員34名の手作りで、15年度の利用者は約87,000人、うち来館者は37,000人であり、有料データベースの方が利用者数が多い[6][7][8]