【ネタバレあり】STEINS;GATE 0のソ連について

STEINS;GATE 0の世界

間もなくシュタインズゲート・ゼロがアニメ化されますね。シュタインズゲートでは語られることのなかった世界線が舞台になっています。岡部倫太郎が牧瀬紅莉栖をタイムマシンで救わず、牧瀬紅莉栖が殺された状態で進行する世界線です。再放送中に突然世界線が分岐したことでも話題になりました。

アニメ化に先立ってゲームでシュタゲ・ゼロを予習しましたが、すごく面白かったです。シュタゲ・ゼロはSERNだけではなくアメリカとロシアなどの各国もタイムマシンを巡って秋葉原で争う展開になっています。そして全体的にダーク。2036年の世界も登場します。

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(2036年の秋葉原)

そんな今回のシュタゲ・ゼロの中でも個人的に最も胸熱展開だったのがソ連が今も存在しているβ世界線。今回はその世界線を紹介しながら、残された謎について書きます。

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ソ連が存在している世界

中鉢論文を入手したロシアがタイムマシンの実験に成功して過去改変を行い、ソ連が2010年にも続いている世界線が誕生しました。ソ連はタイムマシンの技術を持っていて東側諸国が西側諸国を圧倒、全面戦争が勃発している世界です。アメリカは日本からソ連への空爆を開始しますが、対抗してソ連が日本へと侵攻して日本本土が戦場となりました。この世界線では第3次世界大戦は2025年ではなくて2010年以前に勃発しています。

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岡部倫太郎は岡部救出の命令を受けた自衛隊員に護衛されながら関東を脱出しました。そして沖縄へ。沖縄は日本防衛の要で政府機能も沖縄に移っています。沖縄で防衛省・中央情報保全隊の下山と会います。下山から「ペレストロイカ」「ベルリンの壁崩壊」など起きていないはずの出来事を白昼夢で見る人々が世界中にいることを教えられます。リーディング・シュタイナーの存在に日本政府も気づいているようですね。

沖縄では米軍が岡部倫太郎の身柄引き渡しを要求して、下山は米軍によっておそらく殺害されてしまいました。米軍基地でハモンドという人物からアマデウスの紅莉栖を見せられて突然α世界線へと戻ることになります。

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この世界線の@ちゃんねるでは安全厨と危険厨の論争が行われていましたが、それを見るとソ連は北海道〜関東を制圧して、自衛隊は富士に防衛ラインを張っているようですね。沖縄に臨時政府ができて日本が東西に分裂する可能性があることも噂で出ていました。

元の世界ではプーシンがロシアの大統領でしたが、この世界線ではプーシンはソ連の書記長になっています。元の世界線ではペレストロイカを推進してソ連の解体を招いたゴリバチョフ書記長やレリツィン大統領については、この世界線では西側のどの情報機関にもデータが存在しなくなっています。おそらくロシアによる過去改変の過程で消されて、プーシンが元の世界線と同じように政権を握るように仕組まれたのでしょう。

なぜ世界線が戻ったのか?

この世界線を見ていて疑問に思ったのは、なぜ岡部倫太郎が嘉手納基地でアマデウスの牧瀬紅莉栖と対面した瞬間に世界線が戻ったのか、ということです。そしてこの世界線の米軍はなぜアマデウスを入手していたのでしょうか。

ネット上で出ている説ではアメリカがタイムマシンの開発に成功したことでアトラクタフィールドが収束して元の世界線に戻ったと言われています。しかし、アメリカがタイムマシンに成功したのは岡部がアマデウスと対面することがトリガーであったのか、それとも全く別にアメリカ本国でタイムマシン開発が成功したのか、判然としません。ロシアが先にタイムマシンを開発したなら誰にも邪魔されないように過去改変が可能ではないでしょうか。

もう1つの謎は米軍がアマデウスを入手していたことです。この情報はどこから手に入れたのでしょうか。元の世界線でタイムマシンに関する詳細な情報を持っていた米軍関係者はレイエス教授ですので、レイエスまた

はストラトフォーが米軍に情報を流したのではないかと考えられています。しかし、ロシアが最初にタイムマシンの開発に成功した状況下でレイエスがアマデウスの情報をこの世界線の米軍に送ることができるのか、疑問が残ります。

私の解釈が間違っているのかな。ネットでいろりオナ解釈に触れてもまだ疑問が解消できずにいます。ともあれ、このソ連の世界線がアニメ版・シュタインズゲートゼロでどのように描かれるか見物ですね!