“WBC侍ジャパン”西武・山川穂高(31)が“強制わいせつ致傷容疑”で事情聴取「被害女性は下半身から出血するけがも。処罰感情は強い」

4月27日、WBC後に下半身の不調を訴えて2軍で調整中だった山川選手 ©文藝春秋 撮影/上田康太郎

 身長は176センチと野球選手としては小柄ながら、体重100キロ超という体格を生かした長打力を武器に、ベストナインや本塁打王の経験もある西武の山川穂高選手(31)。3月に行われたWBC日本代表のメンバーにも選出された、球界を代表するスラッガーだ。打席に立つ機会は少なかったが、「史上最も贅沢な代打」と言われるほどだった。 【画像】現場となった港区のホテル「なぜ既婚者の山川選手が女性とトラブルになったのか」  実際、準決勝のメキシコ戦で日本が2点ビハインドの8回裏、値千金の犠牲フライで1点を返し、数少ないチャンスで結果を残し、後の劇的なサヨナラ勝ちへの足がかりを作ったのも記憶に新しい。  そんな山川に、いま暗雲が立ち込めている。

強制わいせつ致傷容疑で警察が被害届を受理

 昨年、東京都内のホテルで知人女性に対して性的な暴行を加えていたとして被害届が出されていることが文春オンラインの取材で分かったのだ。 「女性は膣内やその他下半身などから出血するほどのけがを負っており、警察は強制わいせつ致傷容疑で被害届を受理した。怪我の具合はひどく、女性の山川へ対する処罰感情は強い。すでに山川には事情聴取が行われ、現在は捜査が進められている」(捜査関係者)  那覇市出身の山川は、2014年にドラフト2位で西武ライオンズに入団。その後は順調にチーム内で徐々に足場を固めていった。スポーツ紙記者が解説する。 「山川選手は甲子園への出場経験はなく、大学野球も名門とはいえない岩手県にある富士大学出身です。しかしその時々で結果を残し、実力のみでプロまでのしあがりました。  入団以降、数年は一軍と二軍を行き来していましたが、2017年ごろから持ち前の長打力に加えて打率も安定し、2018年には本塁打王に。一流選手の仲間入りを果たしました。2022年の昨シーズンは、日本人史上最速での200号ホームラン達成するほど近年の活躍は凄まじいものがあります。これまでにパリーグの本塁打王は3回、ベストナインの受賞歴もあります。  今年、年俸は2億7000万円に跳ね上がりました。WBC後に下半身の不調を訴え二軍での調整をしていましたが、5月2日に一軍に復帰。連休中にはヒットを放ったり得点に絡んだりと大勢のファンを沸かせました」  自身のInstagramでは友人選手らとの楽しそうな写真を投稿し、試合後のインタビューではユーモア溢れるコメントをすることもある。ホームランを打った後のひょうきんな“どすこいポーズ”を目にしたことがある人も多いだろう。山川についての世間のイメージは「実力派だが、ちょっといじられキャラのムードメーカー」といったところだろうか