地域密着型航空会社
「北海道の翼」「九州・沖縄の翼」に迫る!

2021年5月31日に北海道を拠点にする航空会社「AIRDO」と九州を拠点にする航空会社「ソラシドエア」が共同持ち株会社を設立すると正式発表しました。今後は2022年10月を目処に株主移転による共同持株会社を設立し、共同持株会社の傘下となるAIRDOとソラシドエアは両社のブランドを維持しつつ、これからも益々地域に根付いた航空会社になること目指していくこととしています。
そこで今回は、「北海道の翼」AIRDOと「九州・沖縄の翼」ソラシドエアの魅力をご紹介します!

1.北海道生まれ、北海道育ちの航空会社【AIRDO】


日本で1番の就航便数を誇る新千歳~羽田間、その一角を担っているのが「北海道の翼」と呼ばれている航空会社、それがAIRDOで、札幌市に本社を置き北海道を中心に路線展開する航空会社です。
リーズナブルな価格帯で航空券が手に入るにも関わらずサービスレベルは大手航空会社に見劣りしないことが特徴です。そのため、北海道民には大変重宝され、またAIRDOも地元北海道を1番に考える地域に根付いた航空会社と言えるでしょう。

機内から既にそこは北海道!?地元ならではの機内サービスとは?
AIRDOを一度ご利用された方は、感じたことがあると思います。機内に一歩足を踏み入れた途端、どことなく北海道を感じることを。また、アットホームな雰囲気でお出迎えをしてくれる客室乗務員さんが北海道感を掻き立ててくれます。無料のドリンクサービスを提供しているAIRDOでは、特に北見産のタマネギを贅沢に使用した「オニオンスープ」が北海道を感じさせてくれる一品です。こちらは機内でも不動の人気を誇り、かく言う道民である筆者が搭乗する際にも必ず注文しているほど美味しいです。
また、北海道限定で絶大な支持を得ている炭酸飲料「リボン ナポリン」もドリンクメニューにあり、ここまで地元に特化したサービスを行う航空会社は日本でも多くは無いので、皆さんがイメージする航空会社とは少し異なる体験となるでしょう。
 

2.九州地方・沖縄の空を支える航空会社【ソラシドエア】


ソラシドエアは、現在宮崎県宮崎市に本社を置き、九州方面に就航している便が充実しています。実は以前、ソラシドエアという社名ではなく、「スカイネットアジア航空」という名前で展開をしていました。
2015年12月から現在の社名に変更しているのですが、この「ソラシド」というのは「空から笑顔の種(シード)を届けたい」という深い思いが込められており、もう一つは音階(ドレミファソラシド)の「ソラシド」をかけて、「上昇するイメージ・弾むような楽しさ・親しみやすさ」といったイメージもあわせて表現しているのです。AIRDO同様にリーズナブルな価格帯で購入ができる航空券であると共に、大手航空会社と遜色ないサービスが特徴で、地元の方々にも愛されている航空会社です。

オリジナリティあふれる独自の取り組み
地域密着型のソラシドエアは、「九州・沖縄プロモーター つながりは無限大」という地域振興企画事業を展開していて、地域と航空会社との繋がりを大切にし、九州各所や沖縄方面など、様々な地域と手を取り合って多彩なコラボレーションを展開しているのが特徴の一つです。なかでも「これいいな!」と思った点は、【地域振興・機体活用プロジェクト「空恋~空で街と恋をする~」】と呼ばれるソラシドエアが実施する機体を活用した地域振興プロジェクトです。このプロジェクトは、ソラシドエアで運航している機体に、九州・沖縄の地名を表示し、その地域のPRに活用しませんか!というものです。熊本県の有名なご当地キャラクター「くまモン」とのコラボレーションでは「くまモンGO!」と称して、くまモンが描かれたとってもキュートな機体を見ることができました。自社運航の飛行機にこうした施しを行い、地域PRに貢献するソラシドエアならではの取り組みは、とても良いと思いませんか?