沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる

沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる
ジャンル 青年漫画ラブコメディ
漫画
作者 空えぐみ
出版社 新潮社
掲載サイト くらげバンチ
レーベル バンチコミックス
発表期間 2020年1月10日 -
巻数 既刊6巻(2023年1月現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』(おきなわですきになったこがほうげんすぎてツラすぎる)は、空えぐみによる日本漫画作品。元々は2019年5月31日に作者のTwitterにて「沖縄で好きになった子が方言すぎて何言ってるかわからない話。」のタイトルで公開され[1]、その後新潮社のウェブコミックサイト「くらげバンチ」にて、2020年1月10日から連載中[2]。略称は「沖ツラ[3][4]。2022年時点で単行本の累計部数は20万部を突破している[5]

三角関係を軸に、沖縄あるあるが盛り込まれた作品となっている[3][6]

作中の方言は沖縄県出身の譜久村帆高が監修している[7][8]

あらすじ[編集]

東京から沖縄の学校に転入した主人公・中村照秋(なかむら てるあき)は、同級生となった喜屋武飛夏(きゃん ひな)に好意を寄せているが、彼女が話す「うちなーぐち」(沖縄方言)が分からず、彼女の友人である比嘉夏菜(ひが かな)にいつも助けられていた。ところが夏菜は照秋に片想い中であった。

登場人物[編集]

[icon]

この節の加筆が望まれています。

反響・評価[編集]

ニコニコ静画」の青年ランキングでは1位を獲得するなど20代〜30代からの人気を集め、2020年7月9日に発売された単行本1巻はすぐに重版がかかった[7]。また1巻の発売に際し、書泉や沖縄県内の本屋20店舗では複製原画が展示された[9][10]

2021年、第7回沖縄書店大賞で沖縄部門の準大賞を受賞し、漫画として同賞初の受賞作となった[11][12]。那覇市のジュンク堂書店では『ONE PIECE』や『進撃の巨人』といった人気漫画を超える売り上げを誇っている[3][13]

制作背景[編集]

作者の空は上京後に沖縄出身の漫画家と知り合い、話を聞くうちに沖縄に興味を持つようになったという[3][14]。そこで沖縄を題材にした漫画を描こうと思い立ち、2018年に沖縄のうるま市に移住[3][14]。沖縄を題材にした理由については、祖父が沖縄出身で、自分のルーツに惹かれたためとも語っている[3][6][14]

話を作るにあたって、まずヒロインをウチナーグチを話す子、主人公を県外からの転校生に決めた。そうすると通訳者が必要になったため、もう1人のヒロインとして登場させることにし、三角関係になるようにと設定を組み立てていった[3]

作中のネタは作者の実体験がもとになっており[14]、日々地域の人たちと交流する中でヒントを得て描いているという[3]