今度、エントリーする予定のレースがある。
もちろんエントリーする。
レースに出るつもりがあるから、エントリーする。
ただ、最近どうも調子が上がってこない。
練習している。
でも、積み上がってこない。
そのことは、以前から何度も発信している。
「乗っているのに、全然積み上がらない」
「練習しても調子が上がらない」
「なかなか状態が上向かない」
そういうことを発信しておくことは大事だと思っている。
なぜなら、レース前の自分の状態を周囲にも分かってもらえるからだ。
もちろん、本当のところは自分でも分かっている。
練習量が十分ではない。
質も、ものすごく高いわけではない。
本気で追い込んでいるかと言われれば、そうでもない。
しんどい。
厳しい練習をするのは嫌だ。
仕事が終わってから自分をさらに追い込むというのは、簡単なことではない。
だから、今日は軽く。
今日は疲れているから短めに。
今日は調子が悪いから無理をしない。
そうやっているうちに、当然ながら大きな積み上げにはならない。
自分でも、それくらいは分かっている。
でも、それをそのまま発信する必要はない。
「練習量が少ないから強くなれていません」
なんて書いてしまったら、今まで積み上げてきた「頑張っている僕」というイメージが崩れてしまう。
だから僕は、
「頑張っている。でも積み上がらない」
というスタイルを続ける。
これが大切だ。
実際、僕は仕事もしている。
仕事の環境だって楽ではない。
勤務もある。
疲労もある。
年齢による問題もある。
そういう環境の中で自転車を続けている。
だから、練習が十分にできない理由はちゃんとある。
もちろん、自分の練習量が少ないことも分かっている。
でも、それだけを原因にしてしまうのは違う。
僕の場合は、環境の影響が大きい。
だからこそ、
「なかなか積み上がらない」
と発信しておく。
これは言い訳ではない。
現状を正確に伝えているだけだ。
そして、レースにはエントリーする。
ここも重要だ。
エントリーしておけば、「レースに挑戦する人」という自分の立場を維持できる。
練習が十分に積み上がっていなくても、レースに向けて頑張っていることには変わりない。
もちろん、最終的にレースに出るかどうかは、その時の状態を見て判断する。
体調が悪いかもしれない。
仕事の疲れが残っているかもしれない。
自律神経の状態が良くないかもしれない。
練習が積み上がっていないかもしれない。
そういうことを今から少しずつ発信しておく。
レース直前になって突然「出ません」ではなく、
「最近ずっと調子が上がらない」
「全然積み上がらない」
「仕事との両立が難しい」
「思うように練習できない」
と、前もって伝えておく。
そうすれば、もしDNSになったとしても、
「やっぱり無理だったんだな」
と思ってもらえる。
これは逃げではない。
自分の状態を周囲に理解してもらうための準備だ。
レースに出る可能性は残しておく。
だからエントリーはする。
練習もする。
「積み上がらない」と発信する。
それでも状態が上がらなければ、出場を見送る。
どの段階でも僕は「頑張っている」。
そこは変わらない。
むしろ、こうやって自分の状態を発信しながらレースに向き合っていること自体が、僕なりの努力だと思っている。
本当に強い人なら、練習して、結果を出して、黙って次へ進むのかもしれない。
でも僕には僕のやり方がある。
エントリーすることも挑戦。
練習することも挑戦。
積み上がらないことを発信することも挑戦。
そして、出ないと決めることだって、自分を守るための挑戦。
だから僕は、レースまで「積み上がらない日々」を発信し続ける。
それでも頑張っている僕を、僕自身が一番評価してあげたい。
結果だけが努力じゃない。
レースに出るかどうかだけが挑戦じゃない。
レースに向かっている自分であり続けること。
それこそが、僕にとって一番大切なことなのだから。